スキー中毒の部屋

小回り君はただ今「フカセでチヌ! チヌ(クロダイ)のウキフカセ釣り」で活動中です。ゲレンデに雪が有る時以外は、チヌ釣りをして養殖業に勤しんでいます。

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2000年3月の滑走日記

2000年3月19日~21日
長野県 栂池高原・八方尾根

今回は2000年度のファイナルツアーなので何も練習は無しでただ滑ることを楽しむ・・・はずがやっぱりスキッディングの練習とかやってしまうんですよね~~~。

難しいこと無しで行きましょう。今回は11人でいろいろなレースをやりました。

レース結果記録証

当たり前ですが、全ての競技で師匠がダントツの1番です。悔しいですね。

また、今回はアコースティックで、栂池のチャンピオンゲレンデで撮影した小回りとカービングをオーナーに見てもらったのですが、
小回り:「2級返して。SAJも落ちたもんだ。」
カービング:「これはおいといてあげる。」
で、最後に「半分返して・・・」
言い訳は、聞いてもらえませんです。はい・・・(^^ゞ

白馬の1級への道のりは遠い・・・また来シーズン、がんばろう。

2000年3月11日~12日
岐阜県 鷲ヶ岳スキー場

今回はミーハースキーツアー+レーシング&デモモデル乗りまくり試乗会を予定していたのです、が、ミーハー部分は全くと言っていいぐらいに有りませんでした。
ですから、21世紀モデルの試乗会をいつもとは異なった形式で書いていきたいと思います。

Volkl P40 PLATINUM(183cm:デモ・大回り(GS))

Volkl P40 PLATINUM履いてすぐに分かったのはものすごい剛性感です。
その割にはトップの雪面の捉えは今回履いた板の中でも最も分かりやすかったです。
トップが雪面を捉えて「ここから荷重してください」と言わんばかりの素直さが非常に好印象でした。
ただ、非常に剛性が高いので、力のあるスキーヤー、もしくは超高速が好きな方にはお勧めします。

お勧め度・・・☆☆☆☆

ATOMIC Free Zone 10.11(150cm?:エクストリーム)

ATOMIC Free Zone 10.11去年もこの系統の板を履きましたが、いまいちカービングというものが分かっていなかったので真価は発揮できませんでしたが、今年はちゃんとエクストリームくさい動きで乗れました。
重量が安定感を呼び、短さの割にはスピードにも耐えられそうです。
非常に楽しいのですが、こればっかりで滑ると飽きそうです。

お勧め度・・・☆☆

DYNASTAR Speed Carve(178cm:GS レーシング)

DYNASTAR Speed Carveこれもすごい硬さです。
しかし、PLATINUMとは異なり、カービングのターン導入はものすごく簡単です。もちろんのことながら走り、安定感も超一流だと思います。
コブも行きたい方はこの板はやめたほうがいいです。
鉄板のようにコブとコブの頂上しか接雪出来ません(技術がないからかな?)

お勧め度・・・☆☆☆

Volkl Vertigo V21(178cm:オールラウンド)

Volkl Vertigo V21一変して、オールラウンドカービングなるものを乗ってみました。
前のSpeed Carveが恐ろしく硬い板だったため、非常にラクに操縦できる気がしました。
どのシチュエーションでもソツなくこなせるなかなかの板だと思います。

お勧め度・・・☆☆☆☆

ROSSIGNOL Pro 10.2(177cm:大回り)

ROSSIGNOL Pro 10.2非常にEASYです。
スキッディング、カービングのコントロールも非常に簡単に出来ますし、コブでも安定感、操縦性共にヨシです。ターンの導入には神経を使わなくてもかまいませんが、ターン中盤から後半にかけての荷重量のコントロールがシビアなような気がします。
2級から1級レベルでカービングをマスターするには最高の板ではないでしょうか?

お勧め度・・・☆☆☆☆☆

1日目はここで終わり。実はサロモンのSuperAXE9も乗っているのですが、1本しか滑っていないので詳細は分かりません。サロモンの板だなぁという感触でした。決して乗りにくいわけではなく、非常にオールマイティな感じでした。星をつけるとすると☆☆☆☆☆ですね(ぉ、超お勧めですか?)。非常にバランスの取れたいいスキーだと思います。

この後は業務で木之本まで戻ってまた鷲ヶ岳に入りました。

SALOMON SCREAM 8 PILOT(170cm:オールラウンド)

SALOMON SCREAM 8 PILOT話題のパイロットシステムです。
なるほど、板がたわんで弧を描きつづけるというのはこういうことか、というのが足裏をひしひしと伝わってきます。
また、切り替え時にも「抜重⇒弧が緩くなる⇒平行⇒荷重⇒板が撓む」といった普通の板ではあまり感じたことがない(へたくその言うことですからあまり信用しないで下さい。)フィーリングはとてもすばらしいと思います。
しかしながら、残念なことにスキッディングのエッジの捉えはいまいち甘い、というかエッジ感覚が分かりにくいのが残念です。

お勧め度・・・☆☆☆

ATOMIC BETA arc TYPE3(170cm:デモ・小回り(SL))

ATOMIC BETA arc TYPE3はじめはどうってことない普通の板でした。普通に操作すればそこそこ返ってきます。
しかし、本領発揮はハイスピードの領域です。スピードを上げないとこの板の本来の特性は分かりません。
アトミックの板が何故強い(硬い)と言われるのかが分かりました。ハイスピード領域での安定感、切れはなかなかのものです。
一般ゲレンデではなかなかそこまでスピードは出せないと思いますので、もう少しやわらかいBetaCARVの方がいいと思います。

お勧め度・・・☆☆☆

OGASAKA Keo's VII(160cm?:デモ・小回り(SL))

OGASAKA	Keo's VIIこの板だけはぜんぜん分かりませんでした。
というか、小回りのしやすい普通の板だけなのかもしれません。
上記のアトミックに比べ、どの速度域でも同じ操縦性を誇ります。

お勧め度・・・☆☆

この辺で、毎回毎回板が変わるので自分の乗り方を忘れてしまいました。
勘を取り戻すために、もう一度感触のよかったVolkl P40 PLATINUMに乗りました。
いい感触が戻ったので、試乗を続けました。

DYNASTAR Speed STC(170cm:SL レーシング)

DYNASTAR Speed STC結構お気に入りの板です。
前記のショートSLカービングスキーたちとは異なり、低速から高速まで非常に剛性感のある板です。
この板でのショートターンは肉体的にはつらかったのですが、周りから見ていると非常にきれいに出来ていたらしいです。
この板が気に入った理由としては、荷重や乗る位置がきっちりしていないと全く滑らない点です。
しかしながらコブは・・・硬さのためにあまり滑る気にはなれません。
おそらくですが、Max-STCであれば非常にバランスのよいスキーではないでしょうか?

お勧め度・・・☆☆☆☆

Volkl Carver Vectris V11(170cm:大回り・小回り)

Volkl Carver Vectris V11重量も軽く、デザインも今年の板の中ではトップクラスのかっこよさだと思います。
そして、操縦性も非常に素直で、エッジコントロールもしやすく、カービングも素直です。
ロシの10.2ほど簡単でもないかわりに、コントロールする楽しみがこの板にはあります。
簡単な板は?と聞かれた時はロシのほうを勧めますが、自分としてはこちらのほうに乗って欲しいということも付け加えたいと考えています。

お勧め度・・・☆☆☆☆☆

DYNASTAR MAX Carve(171cm:大回り・オールラウンド)

DYNASTAR MAX Carveこの板も非常に扱いやすいのですが、何だか特徴がない板だなぁと感じました。逆にいえばそのバランスがいいのかもしれません。ますますMAX-STCに乗っておけばよかったなと後悔しています。
VolklのV11をマイルドにした感じですかね。

お勧め度・・・☆☆☆

というわけで、12台のスキーを乗ったわけですが、去年のEQUIPE3Vほど惹かれる板は有りませんでした。
また、技術的にも足前が上がったのか、板の特性というのがよく分かるようになり、レーシングモデルでも何とか扱えるようになっていました。

私の来期モデルのお勧めはVolkl Carver Vectris V11ですが、SALOMON SUPERAXE9(柏木さんの小回り・不整地用)もいい板だと思います。イージーさを求めるならROSSIGNOL Pro 10.2ですか?楽チンの板です。
また、全く試乗していませんが、DYNASTARのMAX-STCもなかなかのバランスではないかと思われます。(実際、技術選・デモ選で粟野さんが履いているのがMAX-STCのように見られます。)

自分で買うなら、Volkl P40 PLATINUMかDYNASTAR MAX-STC ・ SALOMON SUPERAXE9ではないでしょうか。選んだ基準は、基本的な動きをマスターしやすいのではないかと思われるものです。楽とかしんどいとか、切れる、切れないよりもターンの導入部分とターン中の荷重のやり取り(エッジング)を明確に板が伝えてくれるものを選んでいます。

こうやって板の選択方法を自分で見ていると、去年とは全く異なっていることに気付きました。去年は何乗ってもつらくて、唯一まともに小回りが出来たのがEQUIPE3Vだったのですが、今の技術ではもう少し固めの板を好むようになっています。というか、板の特徴はよく分かり、また乗り方が決まってきているので、どの板に乗ってもそれなりにコントロールできました。

次は、ファイナルツアーなのですが、人数が11人とこれまた莫大な数になってしまいました。
宿もアコースティックなのでどうなることやら・・・・

何も考えずに滑れたらいいのにな。

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