小回り君はただ今「フカセでチヌ! チヌ(クロダイ)のウキフカセ釣り」で活動中です。ゲレンデに雪が有る時以外は、チヌ釣りをして養殖業に勤しんでいます。
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2000年12月の滑走日記
2000年12月24日
岐阜県鷲ヶ岳スキー場
天候:雪
これが初滑りかと思いきや、実は、この2週間前に滑っているのです。
しかしながらあまりにもひどい雪質・・・雪というよりは氷ですね・・・アイスクラッシャーのゲレンデ・・・氷の道・・・だったので記憶から抹消しました。
実際の滑走は今回からカウントします。
では・・・・
- 今回は、チキンレース基礎班の始動ということで、あまり複雑なゲレンデよりもむしろ傾斜が緩やかで比較的混雑の少ないところを選んだ結果、やはり去年と同じく鷲ヶ岳になってしまいました。
- 同行者はNJ君と、I君です。大阪を3時に出発して、到着が7時でした。鷲ヶ岳が近づくにつれ、雪が降り始めました。
- 「これはいい感じかも」と淡い期待を胸にしましたが、やっぱり滑れるところは下半分だけでした。
- スノーマシンでも雪は雪。とりあえず忘れていた感覚を思い出すためにスキッド・大回りから入る。雪質がやわらかいのでなんだかよくわかりませんでした。
- 続いてカービング・大回り。忘れていた横Gを堪能する。ただ、去年の悪い癖で、切り返しのときにスキーが入れ代わるのを待たずに無理やりエッジングしようとして内倒したりバランスを崩したりしました。
- 弟子たち(?)には、リフト3ラップは何もいわないから好きに滑りなさいと言ってもなんだか非常に悩んでます。まるで去年の私そのものでした。
- そんなこんなで試運転は、終了。続いて長い長い修行Timeの始まりーーーー。
- 一本のリフトで最も長く滑るようにコースを変えて、まずは全員でプルークボーゲンのみで滑る。
- やっぱり荷重感覚を忘れていました。4~5本滑るとシュテムターン⇒ステッピングシュテムターン⇒パラレルターンへの展開ができるようになってきました。
- 私は非常にいい感じでしたが、弟子たちはそれぞれに悩んでいます。二人ともバランスが悪いと言うんでしょうか?外足にあまり乗れていません。これではシュテムターンへの展開はできません。
- コースの上半分はプルークで滑り、下半分はカービングのエッジングを教えよう、と考えたので姿勢を低くして自分の体の中心から足を外に平行に押し出すんだよ、と言っても開くのは両足・・・「ハ」の字型ですわ。やっぱりまだバランスが悪いのできっと重心を大きく移動できないんでしょう。
- 私は私で、その下半分の緩斜面でカービングターンのターン導入と荷重量の調整を練習していました。
- 先ほども書きましたが、導入部分で焦る、のが私でしたので板が雪面を確実に捉えるまで荷重動作をしないようにしてみました。
- 結果としては、落差のある、切れのいいターンになったと思います。雪面の自分のシュプールを見ると一本だけきっちりと深い溝がついていました。焦ってターン前半から踏みにいくよりも気持ちがいいです。
- また、去年はやろうとは思わなかった完全にストレッチ切り替えのカービングターンもやってみました。できるもんですね、意外と。昨シーズンまでは右ターンするならいったん左に板を振ってからでないとターンできなかったのですが、ターンを一つ一つ区切って行うことができるようになっていました。おやおや?
- これはたぶんインライン効果ではないかと思います。昨シーズンと違ってあまり速い動きにはこだわらず、むしろバランスを磨いたり動作を確実にする練習をメインにしていたのが効いたのでしょう。
- 「雪からのプレゼント」をちゃんと受け取れば滑るのってこんなに楽なものなのですね。
- 実際のところ、弟子たちは脚に力が入りすぎているので結構疲れるのが早いようです。私は、いきなりハイスピードカービングやボーゲンなんかをしているにもかかわらず、まったくといっていいほど疲れていませんでした。
- ただ、どうしてもショートターンだけが納得がいかなかったので、ちょくちょくボーゲンの合間に入れてみたり、プルークでできるだけリズムを上げたり・・・と試行錯誤を繰り返していました、が、全然×。
- 昨シーズンの最後は結構いい感じでできていたのですが、完全に自分のものにしていなかったので忘れてしまいました。このままではまた師匠に怒られるので必死になってがんばりました。
- ふと、思い出したように姿勢を低くしてチャレンジしてみると、今までに経験したことのないショートターンができました。
- 今まではどちらかというと自分から力をかける、いわゆる「Do」タイプのショートターンでしたが、たまたまうまくいったのはほとんど力を使わない「Let」タイプのショートだと思います。大して力をかけたわけじゃないですが、自分が思ったよりも安定してなおかつ早いリズムで滑ることができました。
- 「これや」と叫んで、一度止まったが最後、もう一度しようと滑り出すと・・・ぉ?こ・腰が?・・・
- というわけで私はここでダウン、午後2時のことでした。5時間ほど滑ったし、無理して動けなくなると困るのでレストハウスで寝ていました。
- 腰が悲鳴をあげたのは、1)寒いのにスキーウェアを着なかった(クリーニング代節約)、2)実は一発、アイスバーンで足元をすくわれてお尻から着地した、3)寝不足・・・前日は忘年会+カラオケで休む暇無し、といろいろな要因が考えられます。ま、根本として私は「体が硬い」からこんなことになったのだと思っています。
- 夏場も結構インラインでトレーニングしたりしていたので、筋力だけはついているのですがストレッチなどはほとんどしていなかったので、筋力と柔軟性のバランスが崩れたからではないかと考えています。実際、寒くなり始めてから腰の調子が思わしくなかったので、ストレッチを行うと次の日は快調でした。
- あーぁ、こんなことならインライントレーニングするよりストレッチしていたほうが良かった。
ということで、今回の総括は
- 低速での練習は感覚を取り戻すには絶対必要である。
- 雪面からの抵抗を素直に受け止めれば、自分から力をかけなくてもスキーは勝手に回っていく。
- どうしてもリズムが取りづらいときは、視線をもう少し下げる(ポジションを下げる)。
- ストレッチは毎日欠かさず行う。
つぎは新世紀スキー in アコースティックですが、腰が治らなければどうしよう・・・
今のところ、走ったり飛んだりはさして痛くないのですが、じっとしているのがつらいです。