スキー中毒の部屋

小回り君はただ今「フカセでチヌ! チヌ(クロダイ)のウキフカセ釣り」で活動中です。ゲレンデに雪が有る時以外は、チヌ釣りをして養殖業に勤しんでいます。

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- NJの最新1級受験記 in 白馬岩岳 -

(2004年3月3日寄稿)

管理人さんが、怪我をしたため、一人でアコースティックに行くこととなりました。
スキーバスに乗るのは、何年ぶりでしょうか、狭くて、寒いです。
一人の客は、大抵バスの前の方の座席になるようです。そして、バスの暖房は、後方に集中しているらしく、前の方は、あまり効きません。バスの運転手に、「寒いから暖房を強くしてください。」と頼もうとしたら、後ろの客から「暑いので、暖房弱めてください。」だと・・・。ヒドイ話なのが、バスの運転手は、2人が交代して担当しており、1人が運転、もう1人が最前列の座席を使い休憩していました。休憩している方は、毛布を掛けて通路側に寄って、寝ています。運転手は、寒いのを知っているはずです。客には、毛布などのサービスも無く、暖房については「空調の性質なので」と片付けられてしまいました。私が座ったのは、最前列の窓側の座席です。一番寒いじゃないですか・・・。
寒い時期の長距離バスをご利用される方、特に毛布などのサービスが無い低グレードバスを利用される方は、お気をつけください。

スキーを始めて、もう6年、去年の1級受験では、総合点3点不足で取れなかった。そのリベンジで、「今年こそ取らないと!」と思い、苦手な小回りを重点的に練習してきました。特に今年から、不整地小回りという種目が入っているため、なおさらです。
アコースティックでは、他のお客さんと一緒に、オーナーに教えてもらいながら、他のお客さんには、教えるような立場になってしまいました。私、まだまだ教えられるレベルじゃないと思っていましたので、非常に困ってしまいました。どんな風に教えたら分かるか、人それぞれなので、難しいです。滑り方については、教えながら、教え方については、逆に教わりながら滑っていたような気がします。その時の方々、どうもありがとうございました。
そんな皆さんと、私の1級受験前日、夕食後のお酒を飲みながらのくつろぎタイムに、合格祝いの乾杯が・・・・。
受験は明日なのに、みんなから必要以上のプレッシャーをかけられました。それまでは、あまり気にしてなかったのですが、徐々にドキドキしてくるではないですか・・・。
ええぇーい、飲んじゃえばいいや!
・・・・・
・・・・・
そのまま、ご就寝でした。

受験当日
朝7時くらいに目が覚める。天候は、快晴で雲一つ無いほどのいい天気で、更に気温も低い。気分は、悪くない。緊張もそれほどしていない。なんだか、コンディションが抜群に良いようです。
朝ごはんも、おいしく頂きました。ごちそうさまです。

食べ終わってから、出発の段取りについて聞いているとき、
オーナーが、何の話も無く「ワックス塗っといたから」と言いました。私は、「えっ?!」何の話か分からず、聞き直してしまいました。検定のために、フッ素入りのワックスを塗ってくれていた様です。
それも、テールの端部は塗らずに、「やばくなったら、テールでガツンとスピード殺して・・・」らしい。
できればそうしますが、検定の最中にそれ自体できるかどうか・・・。
私の1級受験は、岩岳スキー場、他のお客さんたちは、栂池スキー場へ行くようでしたので、単独で岩岳に行くこととなりました。

名札8時半すぎアコースティック出発。シャトルバス乗り場まで、送ってもらう。
9時頃シャトルバスが乗り場に到着、岩岳スキー場へ向かうシャトルバスは、スノーボーダーばかりでした。
岩岳スキー場到着し、抽選で当たったHappy7シーズン券をリフトパスに換えてもらって、いざ受付へ。
事前講習の受付を済ませ、受講生の名札をもらう。今年から、こんなもの付けるのか・・・。

講習は、9時30分に受付事務所前のゲレンデに集合。
始まるまで時間に余裕があったので、らいちょうリフトに乗って、軽く1本。オーナーの塗ってくれたワックス、めちゃめちゃ滑りました。前日までの板と雪との抵抗の違いに戸惑い、いきなりバランス崩す・・・。1本滑っといて良かったです。

9時30分~11時30分くらいまで 事前講習
最初は、正面のフラットバーンを使って、
好きなように滑ってください。そこで、今日の雪の状態、締まり具合等コンディションを確認しましょう。
とのこと。既に板の状態の違いで、バランス崩していましたから、もっともなコメントです。
雪面状況は、締まっているし良好でした。・・・が、コンディション良すぎです。落ちたら、言い訳できなぁなんて思いながら滑っていました。

大回り~フリー滑走~不整地小回り~整地小回り~中回りの検定内容全ての講習がありました。

事前講習終了証<大回り>
気楽に滑れる種目なので、気持ちよく滑ることだけ考えていました。
「切り替えた後、もっと前方に立ち上がれば、もっと良くなりますよ。」っていうコメントくらいでしょうか。
あと「大回りでもストックを使ってみては?!」っていうコメントもされていましたが、リズム取り、立ち上がる方向などの調整をしましょうということでしょうか?
結構長い時間かけて、スキーは、どうやったら曲がるのかを考えて滑りましょうというお話をされておりました。
ターン導入時のトップの速い捉えと、踏み込んだ状態で落ちている時間を長く取れる様にし、ターン後半は、踏み込んだ圧を最後まで残さないように、徐々に次のターンへの準備をするように滑ってくださいと言っていました。

<フリー滑走>
これから滑る斜面を見渡し、斜度の変化状況、周りの人の状況を把握してから、スピード感とスムーズなリズム変化を維持して滑りましょう。
実際自分では、気持ちよく滑っていたのですが、「大回りから中回りへのリズムが変わる時、大回りの体軸の使い方をそのままにしているので、バランスが悪くなっていますよ。」とのコメントをもらいました。
詳しく聞いてみると、
「大回りのように体軸を大きく傾けた状態で、回転弧の小さいターンに入っているために、スムーズに切り替わっていません。回転弧を小さくする前には、体軸の傾きは抑えて、下半身で傾きを作るようにすると、良くなると思います。」
もっと「くの字」の姿勢を作れということですね。・・・が、イメージは出来るけれど、実際の滑りに反映できるかどうかが問題です。まぁ、何でもそうなのですが、イメージを持ちつつ、練習あるのみなのでしょうけどね。

<不整地小回り>
小さく短いコブの斜面に移動し、「普段どおり滑ってみてください。」
滑り終わった時点で、「皆さん、コブは苦手ですか?」ときつい一言。
滑り方についてのコメントは、「皆さんに言える事ですが、もう少し板を外に出し、出した板に乗っていくようにして下さい。」くらいでした。

<整地小回り>
小回りは、スピードを抑えて滑る滑り方ですが、ターン後半に強いエッジングを残しすぎて、過度の減速をしないように注意して滑ってください。」とのこと。
滑る斜面も中斜面だったので、気合入れて滑ったため、ちょっとオーバースピード気味になって滑ってしまいました。でも、何のコメントも無かったため、不安になっていました・・。

事前講習終了証<中回り>
滑る斜面は、中斜面であったことから「出来るだけスピードを殺さない滑りにして、板と一緒にどんどん落ちて下さい」だそうです。
まず、先生が前走した。何だか、小回りみたいに見えましたが・・・・。まぁ、いいや。
中斜面ということもあり、ガンガンに切って行きました。
大した距離じゃないですが、これだけの距離を切りっぱなしで滑ったのは初めてかも。
ハァハァ息まで切らしました。

講習は、なんの緊張も無く終わってしまいました。講習が終わったら、事前講習会修了証というものをくれました。
これさえあれば、たとえ今回落ちたとしても、今シーズン中は1級バッジテストを事前講習なしで受けることができるようです。1シーズンに講習を最低1回は受けないと、検定が受けられない仕組みのようです。

<検定>
12時30分 スキースクール前に集合。
結局、昼食は取らなかった。まぁ、検定だけだし1時間ちょっとで終わるだろうと思っていました。
しかし、あとで2級受験班と合流することになっていたことを全く考えていませんでした。
しかも、スキースクールの人が、検定中の状況をビデオカメラで撮っていることもあり、判定に時間がかかることもちょくちょく見受けられました。
終わったのは、3時前…。昼飯を食べていない私にとっては、長すぎです。まぁ、一昔前の話を聞くと人数はもっと多く、時間ももっと長かったらしいですが、滑る時間と比較して待つ時間が非常に長いこともあり、嫌になっていました…。

そして、3時40分発表。
結果は、既に公開されている通りです。
整地大回り 71 点
整地中回り 72 点
整地小回り 70 点
不整地小回り 68 点
フリー滑走 72 点

1級バッジ検定での滑りについてコメントを貰いました。
「不整地小回りについては、角を立て過ぎず、板に乗っていく感じを出してください。特に、NJさんの場合、角を立てすぎています。」だそうです。
板を外に出しても、もっと捻りを使えということだろう、そして、捻り動作がやり易い程度の角付けに押さえるようにするのだろうと勝手に判断しています。

合格証最後に、去年と今年と検定内容が変わった1級を受験しての感想です。
・大回り、中回りに関しては、大きく変わった感じはありません。また、フリー滑走に関しても同じです。ガンガン、スピード出して滑ったらいいのではないでしょうか。
・小回り(整地、不整地)
整地小回りに関して言うと、カービング的に切って行く滑りよりも、適度なズレを伴う滑りの方が、いいように思いました。ただ、ある程度のスピードの中、ターン弧とリズムを一定にコントロールすることに重要性があると思われます。
不整地小回りに関しては、得点が悪いので言いにくいですが、スピードコントロールとターンがどんな斜面でも出来るかどうかを見られているように思いました。斜度が緩い条件だったのでガンガンスピード出したのが、まずかったのでしょう。よく考えれば、不整地でのスピードコントロールがメインで見ているはずなので、斜度が厳しくないからなんて、言い訳にならないですね・・・。
講習内検定の様な評価は、無くなっており、全てが検定員3名によって評価されます。より公正な判定になっているのですね。

何とか1級合格することが出来ましたが、不整地小回りの苦手度合いを何とかしたいと思っています。なるべくこれからは、コブ斜面を滑り込みたいなぁなんて勝手に予定しています。

~~おめでとう(^^)v from 管理人

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