小回り君はただ今「フカセでチヌ! チヌ(クロダイ)のウキフカセ釣り」で活動中です。ゲレンデに雪が有る時以外は、チヌ釣りをして養殖業に勤しんでいます。
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2000年2月の滑走日記
2月26日~27日
長野県 八方尾根スキー場
地獄のような(?)トレーニングの嵐をしてきて、またまた八方に帰ってきました。今回はアコースティックに泊まることが出来なかったので現地の案内所で取りました。後々これがどう出るか?
前回の八方は散々&技術選であまり滑った記憶がないのですが、せっかく「2級」スキーヤーとなったのでどれだけ通用するか試してみました。
2月26日
天候:雪
- いきなり名神が事故渋滞でストップ。仕方がないので国道1号線で亀山まで走って名阪に乗る。もうこの時点で朝の5時をまわっていました。この惨状を打破すべく師匠が爆走したので予定より30分遅れで白馬に到着。
- 今回の宿は「ぽぷり」というところでした。食堂に入ると、な、なんとアコースティックのオーナーのCDが飾られていました。なかなかいい宿ではないですか(?)。部屋も広くて、バス、トイレつきでした。
- 咲花の中腹にダイレクトにアクセスできるなかなかの場所でした。しかしながらアコースティックまではかなり遠いです。
- ゲレンデに向かうが、ものすごい混み方でした。リフト待ち15分なんて最近ではお目にかかれないほどの大渋滞でしたが、ゲレンデそのものは混んでいませんでした。多分ですよ、八方はゲレンデを滑っている人のレベルが高いのでリフトが詰まりやすくなっているのかな?
- 当然のことながら、すいているのは兎平と黒菱というまあ当たり前の状態でした。とりあえずリーゼンを1本滑ってから山頂へ行こうとするが、山頂までのリフトが混んでいるので却下。兎を「ぴょんぴょん」しに行く。
- 兎平ってこんなに滑りやすかったのかと思うぐらいの自分がとても頼もしかったです。昨シーズンの同じ時は悲惨を極めていてコブを見るのもいやだったことを考えるとすばらしい進歩です。
- 向かって左の整地の部分も滑りましたが、ギャップだらけなのでコブ滑っているほうがましです。
- 滑りもそこそこに昼食へ向かう。しかしものすごい混み方でどうしようもなく、窮屈なままの食事となる。最近混んだゲレンデにあまりいなかったので精神的にも疲れていました。
- 昼からは山頂からスカイライン経由で咲花までおりて、また黒菱に戻ってきました。これだけ八方に来ていながら黒菱だけは滑ったことがありませんでした。
- 上から見ると、というよりは黒菱に入るところがすでにすごい崖なので、入ることすらしませんでしたが、師匠に連れられて初挑戦しました。
- 実際にみる黒菱は大きなコブの割にはコブの頂上がフラットだったので非常に滑りやすかったのです。でもすごく落差が有ってなかなか怖かったですよ。
- 1本だけはまともに滑れたような気がしますが、後は回を追うにつれてぼろぼろになりました。やっぱり簡単にはいきませんね。
- 師匠はというと、もうめちゃくちゃ速いですわ。ところがやりすぎで、モーグルやっている人がよくやる、ひざが顎にぶつかって舌を切った・・・ではなく「歯」がかけたそうです。見たら結構イッちゃってました。
- リフトが終わったので本日は終了とする。宿でもものすごい疲労で動けませんでした。コブばかり滑るといつもの3倍ぐらい疲れたような気がします。
- シャワーを浴びて夕食へと向かう。最初用意されている皿が周りとは違っていたので、僕たちだけ予約じゃないからメニューが少ないのかと心配していましたが、その逆でした。いい方のコースだったので精神的にも肉体的にも満足でした。
- 少し眠ってから、アコースティックに向かうために車に乗り込む。ところが全員行くはずだったのにもかかわらず、別の部屋の女の子たちと仲良くなったので行かない、と言い始めたので一人でアコースティックに向かった。
- アコースティックで「先日、私と一緒に特訓して見事2級合格した佐藤君に盛大な拍手を・・・」とオーナーに紹介され、とても嬉しかった。やっとスキーヤーになれた気分でした。
- その後もいつものように爆裂トークは続きました。結局宿に戻ったのは日が変わってからでした。帰ってからなんだか知らないけど明日はミーハーモードで行くぞといわれた。別にそれならボーゲンで練習でもいいかなーとか思ってましたが、実はそうもいきませんでした。
2月27日
天候:雪
- 朝起きるのも大変なぐらいの疲れと、大雪で動く気が有りませんでした。しかしながら、昨日の女子達の用意の早いこと早いこと。普通は男のほうが準備が早いはずなのに気合十分の女の子たちに比べ、滑る気のあまりない私でした。でも、それも一発滑ってから変わりました。
- ボードの女子達は以外にもすばらしい根性で、兎平やリーゼンを音を上げずについてくるではないですか。おまけに休憩は1時までしないと言い始める始末。私たちよりすごい根性ですわ。
- しかしとてもひどい雪なのでゲレンデの状態は悪くなる一方でした。ところが、全く逆の発想で、誰も滑っていないところは極上のパウダーでした。
- とりあえず、全く練習しないわけにも行かないので、サイドスリップの練習はしました。また、そのときに発見したのですが、右足は親指に荷重を集中できるのですが、左は全くといって出来ていないことに気付きました。ここですね、今まで右と左でターンが異なっていた原因は・・・・
- そこでリフトに乗っているときに、親指だけ動かす練習を始めました。結構寒かったので指がまともに動かなかったのに無理をして動かしたもんですから、指がつりそうになりました。
- 昼ご飯は109でゆったりとビールなんか飲みながら・・・・もうどうにでもなれって感じですか?雪は降り続いていました。
- そんな練習も効果があったのか、サンワスポーツのO口さんにアドバイスされた荷重のクロスオーバーと股関節の意識も含め、リーゼンを降りてみた。
- 違うんですね、やっぱり。荷重感覚が全く違うので左右のターンの違いや暴走といったのが全くなくなりました。当然ぼこぼこのコブコブなのですが、気分は粟野利信(失礼どころでは済まされませんね)で、検定をやっているのを横目に見ながらリーゼンを爆走すること3~4本、いいかげん女の子たちが疲れてきていたので、山頂へ向かう。
- 山頂は誰もいなくて、極上のパウダーエリアがありました。私と師匠はそこを飛びながら降りる・・・つもりが私だけバランスを崩して埋もれてしまいました。出てくるのに5分ぐらいかかりました。そりゃ腰まで埋まってしまったら人間は動けませんよね。
- その後はパウダーのコツを掴んだのではねるように降りることが出来るようになりました。しかしながら女の子のリーダー以外はほとんどダウン直前まで消耗してしまっていました。
- そんなこんなも有って、また時間も時間だったので徐々に下山することにしたのですが、な、なんとスカイラインのリフト下が極上のパウダーエリアで、また、誰も滑っていないじゃないですか。
- そんなところ行かないわけにはいかないので、私と師匠が先陣を切っていくと、疲れきった女の子2人を除いて全員パウダージャンキーと変身していました。
- もうみんな狂ったように飛ばしていました。私も負けじと自分の限界よりも速い速度で遊んでました。サイッコーですね。スキーの醍醐味を味わったような気持ちですわ。
- あっという間にリフトの終了時間・・・ではなくて、強風のためにリフトが早仕舞いしてしまって全員がっかり(;_;)・・・
- 宿に戻り、女の子たちの連絡先を聞いて(私が聞いたんではないのですが)白馬を後にしました。
- 白馬村を出るのに2時間、大町まで3時間、結局寝たのは午前4時・・・にもかかわらず、翌日の会社では全く睡魔に襲われませんでした。これはしこたま滑ったパウダーの感触が残っていて目が冴えたのでしょうかね?
総括:今回はスキーとは楽しいものだというのを再確認したようなツアーでした。その中でも
- 条件が悪くなると体軸がぶれるだけで転倒してしまう。
- 足裏感覚の違いがターンの違い
- 荷重のクロスオーバーを意識すると荷重感覚が全く違う
- 股関節を自由に動かせるポジションをキープすることによってどのような雪面の状態にも対応できる。
- コブ&新雪ではストックの有効な利用をしないとリカバリーやタイミングが取りずらい。
ということを学びました。
すべては当たり前といえば当たり前ですが、感触は全く違いますね。なんだかシーズン始めはひざの意識だとかスタンスだとか前後位置がどうだとかいってましたが、そんなことはちゃんとしたポジションを維持することによって出来るもんです。上体と下半身の連携が取れていればすべてはうまくいくような気がします。
以下に自分が今まで知識だけで先走っていたのかがよく分かります。お恥ずかしい話ですね。
次は恒例になりつつある、サンワスポーツのニューモデル試乗会・・・のはずなのですが、何故だかゲレンデコンパが入ってしまってしまいました。まあ、小学生のときからの友人の頼みですから行かない訳にはいかないのですわ。
よって、土曜日にミーハーモードで鷲ヶ岳を滑り、その足で枚方まで戻り、また鷲ヶ岳に戻るという今までにやったことのないスーパーハードスケジュールになってしまいました。一睡もせず、一日滑り倒した後にまた大阪~鷲ヶ岳を往復し、やっと眠るといった行程に体が耐えられるのでしょうか?
2月19日
岐阜県 新穂高ロープウェイスキー場
検定も終わって、いい感じで板に乗れていたので腕試し&旅行のつもりで新穂高に行ってみる事にしました。しかしながら私も師匠も風邪を引いていて大変な道中&滑走になりました。また、お気に入り(?)のプリモ君は滑走面がやられて入院しているので使うまいと心に決めた3Vを引きずり出してきました。これがどう影響するのかな~~~~?
- 師匠はひどい風邪引きで、私も少しのどが痛くて行きの車でも完全停止で休憩する始末。こんなんでスキーになるんでしょうか?
- スキー場に着く・・・が、駐車場には車がほとんどいない。来る途中にもほとんどスキーヤーは見かけなかったのでとても不安だった。駐車場にいるスキーヤー&ボーダーも駐車場で準備体操しているじゃないですか。いったいここはどこなんだ?
- 準備が終わって第1段目のロープウェイに乗る・・・・のに30分ぐらい待つ。何じゃ?観光旅行者ばっかりでスキーヤーは肩身が狭かった。第2段目も同じく観光客のほうが多い。ホントにスキーできるのかと疑問が湧いてくる。
- ロープウェイから見るゲレンデは壁ばかりのようでした。尾根の上の「あれコースか?」と思われるところを滑っているスキーヤー発見!恐ろしい。
- 山頂駅を降り立って、驚いたのは雪質。北海道並の雪です。とってもいい感じです。
- 気合を入れて降り始めるが、すでにコブだらけだったゲレンデに3Vは言うことを聞いてくれなくなっていました。やっぱりいやな予感はあたりでした。プリモ君と3Vは全く乗り方が違いました。これは自信をもって言えます。
- 何とか苦労しながら整地まで降りてくると、ものすごく気持ちのよい圧雪バーンでした。ここで大回りをしてみたけど、どうやってもしっくりこないんですよね。
- カービングターンは異常に簡単に出来るのですが、プリモ君よりもフレックスがやわらかいので側圧はすごく大きいです。360度ターンをしてみましたが、270度ぐらいで止まってしまいました。
- 大回り、中回り、小回りすべてがうまくいきませんでした。どの位置に乗ってもどう動かしても感触が異なっていて・・・・だめですね。道具に思いっきり左右されています。
- コブもどうしてもいやな感触が抜けずにひどい状態になってしまいました。風邪のせいかもしれないですけど、前にも乗れないし、外足の感触もぜんぜんつかめずにもうぼろぼろになりました。検定前の暴走状態と同じです。
- 師匠のアソートは、なんだか乗りやすくなってきました。カービングターンも出来ますし、板の走りもすごいです。ただビンディングが低いのであまり高速のカービングは出来ませんね。でも、究極的には3Vと同じで、ずらしにくかったです。
結局、師匠も私も昼食後ダウンしてしまい、そのまま帰路につきました。
総括:
- 風邪を引いているときにスキーなんかするのは無駄です。やめましょう。
- 今の技術ではレーシングの板は乗れないことがわかりました。
今の時代にあれだけ俗化していないスキー場があるというのが嬉しかったですね。
散々なスキーでした。あれだけ気に入って購入した3Vですが、本当に封印します。プリモ君が早く直ってきてほしいと思う今日この頃です。
2月11日~13日
新潟県新赤倉スキー場
ついに検定本番です。また、板を小回りモードから大回りモードのプリモ君に変えました。
これが吉と出るか凶と出るか・・・・
2月11日
天候:晴れのち雪
- 当日はミレニアムシーズンで最もスキー場が混むのではないかと予想していたので、道中も遅れるのではないかと心配していたけれども、北陸道回りだとぜんぜん問題なしでした。
- 班分けが発表されました。おや?何で1級受験班なの?メンバーを見るとバスの中で「1級受けます」といっていた人たちばかりでした。恐ろしいことですわ。
- 細かな練習内容は忘れましたけれど、大回りから始まって、小回り、そして前回自信を無くしたカービングターンと講習は進んでいきました。
- 相変わらず外足の荷重感覚が掴めず、暴走を繰り返す。また、やわらかい雪&よけるのが大変なぐらいの人で、斜面はコブだらけになっていました。
- 大回りも小回りも1級受験班の中では普通のほうでした。何ででしょう?
- カービングターンになると、どうやら私は上手らしいです。他の生徒たちはちゃんとエッジングできないままでずれまくってました。
- 最後にコブ斜面に行きましたが、先生が「安全に降りてくださいね」と言ったので普通に降りたところ、後から誰もついてきてません。どうやらコブはだいぶ速い方みたいです。
- 周りからは「1級受けたほうがいいよ」とか言われましたが、本人は全く満足していないし、今回の目的はあくまで2級のバッジを持って帰ることだったので2級の申し込みをしました。
- 寝不足+チャンポンでぐったりして眠る。こんなんで翌日のテストが受かるのか?
2月12日
天候:雪のち晴れ
- テスト前に足慣らしをしておきたかったので、8時のゴンドラスタートに間に合うように宿を出る。やっぱりというか、あたりまえだけど二日酔いでゴンドラもリフトも気持ち悪いこと・・・。ホントこんなんでテスト受けてもいいのだろうか?
- 体調とは裏腹に最も私が好きなゲレンデ状態でした。苦手なのはわかっているので大回りをする。やっぱりどうしても乗れないんですよ。
- 検定員の人にテスト前の最終チェックをしてもらうと、スピードはいいからもう少し切り上げなさいとアドバイスを受けるが、本人は乗れない&二日酔いでどうしようもない状態で全く動けませんでした。
- あれよあれよと言う間に規定種目の開始となる。1級のあとに2級が始まりました。
大回り:もうどうやっても無駄だとわかったので、とりあえず限界手前のスピードで視線だけ注意しながら降りる。まあまあだったので、これは何とかパスした気がしました。
小回り~中回り:プリモ君では、全くできないに等しい小回りの部分で重心が前に落ちずに失敗。はぁ。。。 - 続いて実践種目テスト
総合滑降:スピードは有るんだけども、自分でも検定員の人でもわかるぐらい暴走気味でした。さらに落ち込む。
中回り:やっぱり前に落ちませんでした。
大回り:結構大きなコブのある斜面での大回りでしたが、言われたままやりました。出来ているかどうかもわからなくなってきました。 - と言うわけで検定は終わり。微妙ですね。
- 午後からはまた講習でした。小回りでは力をかける方向が間違っていると指摘されましたが、本人はどう悪いのかもわかりませんでした。カービングターンは相変わらず好調のままです。カービングだけは調子に乗ってきました。
- 講習の途中で集合場所までのフリースキーイングで人に激突してしまいました。もう完全に自信喪失していました。小手先だけじゃどうにもならなくなってきたので、徹底してボーゲンで滑ると、ついにわかりました。切れるということがわかったのです。
- トップで雪面を捉え、グンと荷重するのはわかっていたのですが、荷重の方向とかけ方が甘かったのです。そのときの足裏感覚は、う~~~、難しいですが、板がしなってそのしなりの弧に沿ってスキーが加速していくといった感じですかね?ずれている感じはしていませんでした。
- そのままその感覚で小回りをすると、ステップ気味ですが減速しない小回りができるようになりました。そう、この状態だと滑ってて楽しくて仕方がありません。一度わかってしまうともう大丈夫。
- フォーメーションとカービングをビデオにとってもらいました。後で見ましたがカービングはまだまだ外足が出ていませんでした。ショートは明らかに踏み換え動作が見られましたが、別にいい感じのままで同調していくように練習しようと思っただけで気になりませんでした。
- しかし、フォーメーションって気持ちいいですね。
- 試験が終わったことより「切れる」感触が分かっただけでとても嬉しかったです。
- 検定の結果は、皆様応援ありがとうございました。「合格」しました。晴れて2級スキーヤーとなりました。(^o^)丿
- その日も、合格祝いということで酒の席は続く。眠いよ・・・・
2月13日
天気:雪
- やっぱり眠いが、無理やり朝ご飯をかけこんでゲレンデへ・・・早起きは三文の得ですね。ものすごく気持ちよく大回りが出来ました。こんな感覚は初めてです。大回りが気持ちいいなんて。
- 中回りも小回りも検定のときとは全く異なる感触で、もう楽しくて気持ちよくて至福のときを過ごしました。もちろん暴走もなくなりました。ただ、コブは少し遅くなりました。疲れのせいかもね。
- あっという間に午前の講習も終わり、最後の1本を弟子(?)たちと滑る。講習ですら気持ちよく滑れた上にフリースキーイングだからもうこのままシーズン終わってもいいと思えました。
- 帰りも渋滞もなく平穏無事でした。遅く着くと思って思いっきり食べ物を買い込んだ自分が恥ずかしい。
- あんまり参考にはならなかったでしょうが、今回はここでお開きです。
総括:
- やっぱり人に教わるのは、とてもためになります。自分では分かりませんからね。
- 荷重感覚が一度でも分かるともう安心。以前、アコースティックのオーナーが言っていた間違った滑り方は気持ち悪くてたまりません。
- フォーメーション、ビデオ撮影、講習会とスキークラブのツアーに参加してとてもよかったと思える内容でした。基礎スキーでもとても楽しい遊び方があることを身をもって実感しました。
- このHP始めたころの頭でっかちの偽者スキーヤーであった自分が恥ずかしい・・・(^^ゞ
さあ、2級はとりました。これでKMFなどのミーティングにも参加できそうです(笑)。しかーし、普通の1級になっては中毒患者の名が廃るし、アコースティック病院の院長にも言われたように白馬八方、岩岳、栂池の1級を目指します。そうでないと信者集会にも参加できないし、アコースティックにも行けなくなってしまいそう^_^;
あの、雪面を切っていく感触はもう最高ですよ。伸び悩んでいる方、ボーゲンをしっかりしましょう。いずれは光が見えてきます。
さいごに、アコースティックのオーナー、ならびにスノーパルスキークラブの皆様、どうもありがとうございました。
2月2日~5日
長野県 白馬村・小谷村
今回は
1.会社を休んで
2.一人で
3.電車に乗って
白馬に行ってきました。もちろん目的は来週に迫った検定の練習です。いつもの宿のオーナーに教えてもらい、どのくらい化けるか楽しみでした。でも、そんなに甘くは無く、かえって修行モードが加速しました。
2月2日
白馬岩岳
天候:はれ
- シュプール号に揺られる事10時間、やってまいりました南小谷駅。電車は当然横に誰もいなく、またバスよりも座席が広くてとても快適に過ごせました。バスより行きかえりで2000円ほど高いけど、こっちのほうが断然いいです。
- 今回もアコースティックにお世話になりました。この宿に平日宿泊することを入院、宿に通う事を入信、とりこになった人を信者と言います。わたしは2回目ですが、平日にたった一人で行くという事で、信者になり、入院した事になります。
- 宿に入って、話もそこそこに岩岳に行く。宿で働いている同じモーグルチーム・オフリミッツのトオルちゃんとともに教えてもらう事になる。なぜにモーグルチームで二人とも基礎スキーなのか?分かりませんね~~~
- 滑りを見てもらう。
欠点発覚その1.ニュートラルポジションが出来ていない。
今期から切り替え時に必ず直立するようにしていたのですが、立ち上がる方向がまるでだめでした。 - オーナーお得意の「ついておいで攻撃」。落差の有る中回りぐらいからぐんぐん離される。
- 一変して、深回り。ずらすと追いつけないのでサイドカーブで曲がると見事に見ぬかれて「サイドカーブだけで曲がったらだめ。」と怒られる。とほほ・・・
- 何度か指導してもらっているうちに、ちょっとは出来るようになったみたいで、及第点をもらう。午前中はそこで終わり。
- 恥ずかしながら点数をつけてもらいました。大回り63点、小回り64点、総合滑降65点だそうです。総合滑降は技術はだめだけど演技構成で点をくれたみたい。
- 午後2時間ほどトオルちゃんと滑る。やっと岩岳の構造がわかってきたので、一人になってからも山頂付近で滑りまくるが、ぜんぜん外足、特に右ターンの外足の左足に乗れない。
- 結局そのままタイムオーバー。余計にへたくそになった気分で終了。
- 宿に帰ってから、オーナーとスキー談話で盛り上がる。喋りまくって疲れて寝る。ZZzz..
2月3日
八方尾根
天気:はれ
- 朝起きると快晴なので八方に修行場を移す。岩岳に飽きてしまったのと、全日本スキー技術選手権の甲信越予選が行われていたのでミーハーモード全開で行く。
- 朝一のリーゼンスラロームをオーナーについていく。また自分のすべりに戻ってると・・・・・・上体から回しに入っていると。
- 山頂から黒菱にむかう。やってますね、技術選。種目は不整地小回りと整地大回りでした。
- あまりのすごさに参考にならなかった。見てもぜんぜん分からないぐらいスピードが速いんです。大回りで大体10秒、小回りでも20秒ほどでしょう、黒菱を降りてくるのがですよ。
- 結局そのときはお目当てのデモンストレーターを発見できず・・・残念。その後はどこを滑ったかあんまり記憶にないのですが、
欠点発覚その2.コブ斜面にかかわらず、フォールラインに体が向いていない。
欠点発覚その3.エッジングの時の角付けの角度が甘い。
と2つの指摘を受けました。 - オーナーはSAJの会議に出かけたので、一人で技術選の総合滑降斜面に向かう。兎平なんですが、まっ平らの兎平でした。上に登って横から見ていたけど、参考になりません。速過ぎます。飛んでます。
- 頭真っ白のまま昼ご飯。ここで発見、去年の技術選チャンプの柏木義之さんの板発見!!本人は見当たらなかったです。あとダイナスターのニューモデルも有りました。
- 別世界を見てボーっとしたまま109を出る。まだ総合滑降をやってました。
誰かいないかな?とか邪心を持ちながら、とりあえず写真でも撮っておこうと写真を撮っていると、「一樹」という声がした。振り向くとそこにはあの渡辺一樹さんが居るではないですか。呼んだのは佐藤譲さんでした。全日本のウェアを着た集団が真横に居ました。
- 写真がほしかった、いやがんばってくださいと一言でも言いたかったのですが、近寄れませんでした。結局その自分の居る位置から盗み撮りのように取った写真が一枚だけです。
- 予選が終わって、皆さんが帰るとなるとリーゼンはとんでもない状態。普通のスキーヤーが滑っているんですけど、技術選の関係者や選手が通ると止まって見える、というよりなんだかもう同じゲレンデで滑るのが恥ずかしくてしばらくじっと見ていました。
- ひとしきりラッシュが終わって、気を取り直すが、大回りで降りれるゲレンデコンディションではないので、小回りから中回りで降りる。2~3本降りて終了。
- 最後はパノラマから国際までストックを前に持って降りる。というか109でお菓子を買ってその袋を手に持っていたからストックを振れなかったんです。コブもノーストック、これ結構怖いですね。
- その日もトークはよる遅くまで続く・・・・・
2月4日
栂池高原
天気:雪
- 一変して朝から雪。この日もオーナーはSAJの会議だそうでまた一人で滑る。
- 寒い。あまりにも寒いので一気に山頂には向かわず1本滑って2本乗るといった感じで山頂へ。
- 前日までとは違い、わたし好みの柔らかい雪だったので気持ちよく、かつ修行しながら滑る。まだこの辺までは意識がありました。
- ゴンドラから馬の背に回る。まだ数人しか滑ってない様でパウダー状態・・・と思いきや出っ張りはがちがちの氷だった。もぐってあたってを繰り返して降りる。当然こける。
- 本日のノルマその1.チャンピオン10本とする。しかしボーダーがこんもり作ってくれる雪山に足を取られてまともに滑られない。
- ここで大発見。今回は3Vで修行していたのですが、滑っていくうちにトップから雪面を捕らえて後は板に任せると大回りだろうが小回りだろうが非常に楽な事を発見しました。後で家に帰って3Vの記事を読むと、その感覚はあたりのようです。やったね。
- 本日のノルマその2.白樺10本とする。もう意識はありませんし、雪もひどくなる一方でした。本当の修行モードでした。
- ここでも発見をしました。今までの小回りは自分の前でエッジングをしていたので高速だとショックが大きくて出来なかったのですが、体の横方向でエッジングしてやるとバランスも崩さずそのままの速度で降りる事が出来ました。もちろん大回りのスピードですよ。また、結構ギャップも有ったのですが、視線を遠くにしたまま滑ってもギャップに足をとられること無く降りれるようになってきました。この時の自分はなんて上手いのかと思ってしまったもんです。この4日間で最も楽しかった瞬間です。
- そろそろ終わりも近づいてきたのでハンの木第3を4本ほど周回する事にする。
- 一変して雪は硬くしまっていたので、苦手の雪質なんですが、そんな事気にしているほど体力は残っていませんでした。気力のみで滑っていた気がします。
-
何やっても上手く行かないので、あきらめてサイドカーブだけで曲がってみました。と、明らかに内倒しているのは感じられましたが、両足で舵取りが出来るようになっていました。楽チンの滑りでした。
- また偽物カービングを封印して、スキッドさせようとがんばるがどうやってもエッジが外れないんですよ。後々考えたら、ブレーキングのポジションまで板を持ってかないと、3Vでは普通の板の大回りをすると板のフレックスが柔らかいのも手伝って外れるわけ無いんですよね。自然とカービングターンになっていたのかもしれません。
- その日も話は盛り上がる。もう一人お客さん(患者):H氏がやってきたので寝たのは1時。
- 夜中にごそごそする音で目がさめる。どうやらモーグルチーム・オフリミッツの面々がやってきたようですが、当然動けませんでした。
2月5日
白馬岩岳
天気:晴れ
- この日はオフリミッツのモーグルキャンプでした。最初は参加するつもりでしたが、とてもモーグルに絞った練習なんてしてる場合じゃないので別口にしました。また、師匠もくる予定でしたが、仕事で来れなくなり、直接知っているのはU氏だけという状態でした。
- モーグルの練習用バーンは岩岳Bコース。わたしとH氏は足を慣らしてからBコースへ・・・・
- ほぼ2年ぶりのH氏にはBコースはつらかったようです。ビンディングも壊れちゃったしね。
- わたしはBとAをメインに、H氏はCコースをメインに滑る。壁だけなら気持ちよく降りれるんですが、コブがあるとつらい。ここで八方での練習を思い出して、体を谷に落としてコブの上で止まらないで降りると非常に楽な事を発見しました。
- 昨日の今日で体力がほとんど無いので体が動かないっ!何しても体が前に出ないんですよ。せっかくトップから回りこむ感触や、横で切るショートターンもできませんでした。雪質と斜度も違ったからでしょうか?オーナーは「ぜんぜん変わらんよ」と一言。
- ステッピングターン踏み換えをやってみてといわれたので挑戦しましたが、出来ませんでした。出来ない姿を見てステッピングシュテムターンにレベルダウンしました。
- ここで
欠点発覚4.外足荷重が弱い
ときっちり言われました。
恐るべしプルークスタンス。 - オーナーはそんな落ち込む姿を見て、「来た時よりはだいぶ良くなった」と言ってくれました。
- 次は片足ターン・ステッピングターン踏み蹴りでした。当然出来るわけ有りません。もう自信も何も無くなりました。
- ステッピングターン踏み蹴りのときにどうやらパラレルターンを完成させる何かが隠されているようです。出来ないわたしを見て一度は教えてくれましたが、出来れば言いたくなかったらしく、自分で感じとってほしかったらしいので、忘れる事にしました。踏み蹴りの練習はしますよ。
- 最後はプルークウェーデルン。これは結構良かったようです。
- 4日間も白馬にいたのでなんだか寂しい気持ちで白馬を後にする。帰りの電車はすぐに睡眠モードに・・・起きたら大阪でした。
総括
今回はここには書いていませんがもう数え切れないほど指摘を受けましたが、終始言われつづけたのは
- ニュートラルポジションからのターンの導入部
- ターン中の外足荷重
- どこに行きたいのかを明確に見せる
という点です。
次は赤倉での検定です。テストは落ちて当たり前で受けますが、それよりもスキー場に着かない、混み混み、帰れない~~のほうが怖いですね。