小回り君はただ今「フカセでチヌ! チヌ(クロダイ)のウキフカセ釣り」で活動中です。ゲレンデに雪が有る時以外は、チヌ釣りをして養殖業に勤しんでいます。
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2003年2月の滑走日記
2003年2月22日(土)~23(日)
長野県 白馬乗鞍、八方尾根
お題・・・トップコントロールとテールコントロール
ほぼ1ヶ月ぶりの白馬です。今回もまんぼうズの皆様と滑ることとなります。負傷退場明けのNJと藤井さんは果たして滑ることが出来るのでしょうか?
2月23日(土)
白馬乗鞍
天候:雪
- コストダウンのために勝川~塩尻をR19で走破!これが仇になろうとは思ってもいませんでした。定刻7時半にAcousticに到着しました。
- さて、朝ご飯をいただいた後、何か体が変なんです。そう、フラフラしてまっすぐ立てません。「寝る」とか言っても誰にも許してもらえません。
- 前回、N100 + 普通の靴下で滑ってみて、少し足が動く感じがしたので、スキー用の靴下を履いてみました。「おぉ、きついぞ、これ。」
- さて、きついまま滑ってみると・・・「曲がれね~~~」そう、足の指が動かせないので微妙な荷重がかけられません。というか指が圧迫されてとてもじゃないけど足全体に力が入りません。
- 当然オーナーも一緒に滑っています。何かすごく嫌な感じがしていたのですが、「行って来い」と言われれば行くしかありません。結果は当然、爆破です。
- 「1級返せ!」と当然のお言葉・・・その後も滑れば滑るほど何やっているかわからないぐらい悪化していきます。
- 大体原因は分かっています。
- 車に酔っているのと寝不足で、重力の方向が分かっていない
- 足の指が動かない
- グシャグシャのモコモコのボコボコ雪
- 久々に最強の悪条件が重なりました。1.と2.だけなら何とか誤魔化せますが、3.だけはダメなんです。言い訳ですが、インテリ君ことiC300で柔らかい雪は気持ち悪くてどうやって滑ればいいかまだ知らないんです。
- ここの所ずっと固めの雪で、トップに雪面を捉えさせることばかりやっていたので、柔らかい雪で雪面の反動がつかみにくい条件はほとんどありませんでした。
- しかし今回は柔らかく重い雪なので、乗り方が分かりません。テールを押し出すような舵取りをするととても気持ち悪いんです、この板・・・というかテールを押しずらすのにはものすごく力が要ります。ただでさえ雪が柔らかくて撓み難いのにぃ・・・ただの棒っきれです。
- まともに乗れないまま、昼ごはん~午後滑走となりますが、あまりの不甲斐なさに昼寝をして仕切りなおしとしました。
- 久しぶりにレストハウスで寝ました。リポビタンD8IIを飲んできたのに全く効果なしです。ほぼ1時間ほどZzz...
- 起きると、悦始さんが○○汗をかきながら「ショートばっかりだもん」とか言いながら休憩しています。横井さんは優雅にホットケーキなんぞ食しています。「この人たちは余裕が違うなぁ・・・」
- 私の調子が悪ければ、当然NJの調子は最高潮です。もうスパスパ動いています。「1級受けてもいいんじゃない?」と藤井さんと越智さん。確かに受けてみてもいいかなぁとは思いますが・・・
- さてと自分の滑りは・・・寝起きはさすが、斜面下方向がよく分かります。ただ、テールコントロールが気持ち悪くて無理にトップコントロールにしようとしてバランスを崩したりします。
- このときは「とりあえずトップから回そう」ばかり考えていました。後々気づいたのですが、雪面の反動がつかみにくいときはテールコントロールで自分から仕掛けて積極的に雪面から反動を得るようにすべきでした。
- まぁ、出来ないなら出来ないなりにズリズリとゆっくりずらしながら気持ちを落ち着かせていきました。重心の移動方向もおかしいのがわかります。内足がほとんど使えていません。
- そんなこんなしているうちに全員休憩から上がり、帰還に向けて山頂に向かいました。
- 何とか午前中の悪夢は振り払えて来ましたが、途中の新雪ポールコブ(?)のふたコブ目で、また首から着地して「バキ・・・メキメキメキッ」と背骨から音が・・・
- 4人チャレンジして3人爆破、1人コース外逃亡(←NJ)の散々な結果となりました。
- その後はそれなりに・・・気持ち悪いなりに降りてきました。
- あっという間に4時半で滑走終了となりました。
Acousticに戻り、オーナーに「あんなにひどくなっちゃーダメだよ。一級なんだよ!白馬の・・・1級なんだから悪ければ悪いなりに降りてこなきゃ。」「・・・言い訳はいいの!乗れないときがあるのは分かるけど何とか誤魔化しながらでもいいから降りてきなさい。」そのとおりです。凹む・・・
その点、まんぼうズの皆さんは自分の滑りがあります。どんな状況でも自分の滑りで降りてきます。スキーの道は長く険しい・・・
身も心もぼろぼろとなり、ライブ途中にダウンしてそのままトークも無しで寝続けてしまいました。今晩は飲もうと思ったのになぁ・・・
2月23日(日)
八方尾根
天候:上半分かなり濃いガス&下は曇り
起きると雪がちらついています。昨日が昨日だけにあんまり滑る気がありません。でも、そんな事が許されるわけありません。
- 行きの道中の岩岳はすごい車で入り口渋滞しています。八方国際下の駐車場も満車で停めるところも無いかと思っていましたが、意外と空いています。すんなり停めることが出来ました。
何でこんなに八方が空いているのだろう???確かにガスっているけど雪は降っていないし・・・
- 国際のリフトに乗って白樺に降りるので分かりました。あまりにひどいガスなのでほとんど視界がありません。リフトなんかに乗っていると上下が分からなくなって気分が悪くなってきます。
上に行けばもしかしたら晴れているかも、ということでグラートクワッドまで乗りますが、全然良くなる気配がありません。
- 結局、視界3mほどの状態のまま、グラート~兎~黒菱~スカイライン~北尾根迂回コース~咲花へと降りてきました。
- 先が見えないので、スピードが出せない⇒スピードが出ないと板が撓まない⇒曲がらないし安定しない。
- 視界が良くない上に雪面状況が良くないので思い切って重心移動できない⇒後傾気味に板を押し出す⇒曲がれない。
- 最悪です。全然曲がりません。おまけにトップ荷重で移動した瞬間にギャップなんかあったらつんのめってしまいます。まるで、硬い棒を振り回して乗っているようです。
- ですから全体に後傾気味・・・降りてきてオーナーが「見えなくて怖い・・・初めてだよ、板のトップが両方浮くなんて・・・」
- 安心しました。オーナーレベルでもこんな状況ではトップコントロール出来ない(とは言っているが実際はそんな風には見えません・・・)ようです。
精神的に疲れたので早めの昼ごはんとなります。ここでM工業関東組と分かれた師匠と合流しました。
- ショートターンすら出来ない視界の悪い中、兎まで上ってきました。全く天気が良くなる気配がありません。2つぐらいコブが見えたらいいんですが1つしか分かりません。
- ですから、コブをひとつずつ・・・ゆっくり確実に降りますがピッチが大きいので次のコブの形も想像で突っ込んでいきます。当然予想と違う形をしているときは爆破です。
- その後リーゼンも下りましたけど、視界が悪いところはモコモコボコボコで、視界が開けるとあたり一面コブ一色!もうちょっと和み系の斜面はないのかぁ~!
- リーゼン1本でヘロヘロ、ですがもう一度兎にチャレンジ!・・・無謀だわ。
- あんまり得るものも無いまま、セントラル~白樺へ移動して、コブトレインや、ギャップ斜面のロングターンなど・・・ロングは自分で板を回す「Do」的操作ばかりやっていたのでうまく次のターン方向に重心が運べません。ダメだなやっぱり・・・
- 最後、ゴンドラに乗り、パノラマ~国際と降りることとになります。視界の良いところはすべてコブ斜面・・・幾度と無く爆破直前まで行きました。最後の国際は視界も良く、最近得意の硬いアイスバーンだったので思い切って攻めました。結構楽しく滑れました。
- 滑走量は少ないけれど体にはかなり疲れがたまって滑走終了です。
Acousticに戻り、オーナーからSAJのワッペンをもらいました。これを来年、新しいウェアに付けて・・・滑るとどうなるか?ちょっと恐ろしい・・・あまり下手なことは出来ません。
バタバタとAcousticを後にし、師匠をシャーレーあすかに迎えにいき、白馬を後にしました。
途中、大町温泉に寄り、ゆっくりと疲れを癒しました。あまり俗化していなく、また、雰囲気も大人の雰囲気ですごくいい感じです。
まとめです。体調が悪いときは最近あまり無かったのですが、久しぶりに最悪の滑りとなりました。また、雪面状況にも左右されやすい自分の技術の幅の狭さにも問題があります。そういう壁を経験してどんな雪でも自分の滑りが出来るようになるにはまだまだ経験が足りません。たまたま私は1級をもらっちゃいましたが、やはりまんぼうズの皆様のように、どんな雪面状況でも自分の滑りが出来るようになるにはまだまだ修行が必要かなと思いました。
次は、新穂高ロープウェイかな?でも、首がもうひとつよろしくない・・・その次は試乗会だし・・・
どっちにしても次は3月・・・修行は終えて楽しくいきましょう!
2003年2月19日(水)
岐阜県 めいほう
お題・・・人の生き血をすするマテリアルども
さーて、ニューマテリアルN100のシェイクダウンの日がやってきました。また、今回は年に一度の指導員「もどき」の大役の日です。
朝2時まで寝て、めいほうまで向かいます。今回は車2台、総勢9人の超大所帯で、すんごく珍しいことに女性が3人もいます。どうした中毒患者?
- さて、昼から天気が悪くなるといっていましたが、どうしたもんか、スキー場は快晴です。ボード初心者x1、3回目x1、スキー初心者x1、中級者x4、バカx2で、滑走開始となります。
- まず、ボード初心者Yさん、板を履くのも初めてなのでとりあえずスケーティングって言うんですかね?リフトから降りれるようになるのに10分ほど・・・リフトから降りて10分・・・早く滑ろうよぉ・・・師匠もだいぶお怒りの様子。
- スキーに興味が無い人や、初めての人に教えるのはとても責任重大・・・えのきどさんとも少しお話したのですが、ここでスキーが嫌いになられたら困るのでたくさんいろんなことは言わずにひとつづつゆっくりとやっていこうとは思っていました。が・・・
- さて、スキー初心者のAさん、カービングスキーも当然初めてなので「先っぽが重なるんですがどうしてなんですか?」
- お?いきなり核心を突いた質問・・・「それはね、カービングスキーの特性で板が勝手に曲がろうとして互いに内側に行こうとするから重なるんだよ。先っちょが重ならないように、親指の付け根のところを押してあげてね。」
- さらに、「みんながどれくらい滑れるのか分からないのでちょっと滑ってみて・・・」で地獄絵図と化す。うーん、さらに前途多難・・・リフト1本1時間ぐらいかかった気分。Aちゃんはコントロールできずにコブに突っ込んで泣いています。Sちゃんは半分ぐらい降りたところでひっくり返っています。Yさん逆エッジで痛そうなこけ方を連発しています。「今日は終わった・・・」
- まあ、Yさんはごろごろ転がりながらもニコニコしているのでよっぽど楽しいんでしょう。こんな人は放置しておいても勝手に上達するのであまり気になりません。
- それよりも泣きっぱなしのAちゃん。「これで二度とスキーには来ないな・・・無念。」
- それでも看護婦さん、なかなか根性はあります。とりあえず緩斜面で人の少ないバーンに行き、そこでしばらく慣れてもらうことにしました。
- さて、私と師匠はとりあえず「γ80」から「β30」まで一通り滑ってみることにしました。
- コブに行って分かったのですが、かなり雪が硬く、コブはただの氷の塊です。ずらしたらずれっぱなしで全く止まりません。減速する方法は唯一、コブに当てて止めるしかありません。当然私も師匠もバラバラになりながら午前中のマッタリとした時間は過ぎていきます。
- 新しいブーツのおかげか?ショートターンもブーツの反動を使ってうまくリズムが取れるようになって来ました。また、ロングターンも痛くないから(違う!)ブーツのパワーロスが少ないからかより深い内傾角を取って滑れるようになった気がします。
- 「いい。これ。ブーツを変えるとこんなに楽になるのか?」とこの時から、温泉に入るまでの間・・・
- さて、放置しておいた二人を回収し、カレーを食べに向かいます。しかし、レンタルビンディングってあんなに簡単に外れるんですかねぇ・・・今まであんなにひどい状態のものは見たことがありません。
- 昼ごはんはインドカレーセット、\1,500です。ゲレンデで食べるカレーとしては次元が違うくらいおいしくいただきました。
- カレーを食べ、休憩も取らずに滑り足りない私は第4クワッドをループすることにしました。
- 1本降りてくるとYママ(ヤンママでは無いですよ!)と師匠が合流してきました。ママは「なんか変なんだけど分からない・・・」と言っているので集中的に講習します。
- 滑りを見てみると、リズムが悪く、落下する力を上手く使っていません。「えーと、今滑っていて気持ちが悪いと思うのは、ターンが終わっているのにそのままずり落ちているからなんだよ。ターンがこの辺で終わるなぁと思う少し手前から次のターンに入ってごらん」
- 即効性抜群でした。ほぼ基礎パラレルの完成です。「じゃあ、次はエッジを立てて減速しないターンにしてみましょう。」
- 中斜面でギルランデというかエッジを立ててもらうがどうしてもずらしてしまいます。「いい?今は自分の体の下に板があるけれども、それを少しだけ外に押し出してみて・・・」
- これは少し分かりづらかったみたい・・・何度かやっているうちに「スピードが落ちる!」
- 「それは、スキーが勝手に曲がって、上に上ろうとしているからなんだよ。その感触を忘れないでね。」ということでそのまま山回りカービングに発展しようとしましたがダメでした・・・それがマテリアルのせいだと気づくのは後のこと。
- 何度か滑っていると師匠は飽きてきたらしく、山頂に向かうことにしました。そこでマテリアルチェンジ!ということで、ママの板、EQUIPE3V(要は私の板です。とっても久しぶりぶり)とインテリ君を交換してみました。
- 久しぶりに履く3Vはとても軽かったのですが、何だかきょろきょろしてどっちに行こうとしているのか分からない感じ・・・変だな?
- ママは曲がれなかったらしく、師匠のIDONE MRに早々とスイッチ・・・私は久しぶりに「ロケット」を味わおうと無茶をやってみますが全然ダメ。トップが捉えないしエッジの感触も乏しいし、テールも切れません。逆にそのヘタリを利用して完全に両足分散荷重で遊んでみました。でも、板が反応しないので全く面白くありません。
- さて、インテリ君に乗った師匠は「この板乗ってる君はもしかしたらとてもすごいかも」とのこと・・・「チューニングしたと言ったけどする前とほとんど変わらんぞ」
- 「ってことは乗り方が変わったから乗れるようになった」みたいです。早々と師匠もインテリ君から降り、3Vにスイッチしました。「3Vへたってるぞ。完全にお亡くなりになってるよ・・・」と言っておきましたが、全然信用しません。
- やはりインテリ君。今の私の乗り方にぴったりマッチして自由自在に動きます。「3V、確かに弱ってるな・・・もっとシャキッとしてたはずなのに・・・」
- 今シーズン2つ目のご臨終マテリアルの発生です。カービングスキーって無茶な使い方だとほぼ60日ぐらいで寿命が来ることが分かりました。ってことは2年でほぼ終了・・・そういえば大体そんなもんだなぁ。NJの板も師匠の前の板もそれ位だったし・・・
さて、講習も終わり、師匠と私の「ガンマツアー(仮称)」タイムに突入です。時間が無いので早く降りることが至上命令です。少しは緩んだかと思いきやほとんど変わらない氷の塊に二人ともぐったりになりました。
- そしてラーメンタイム・・・何だか食べてばっかりの気がする・・・のあと、全員で記念撮影してパトロールに追い立てられながら滑走終了となりました。
さて、いつもの湯星館がお休みなので美濃インターから15分ほどのところにある温泉に行ったのですが、体を洗っているときに「痛い!ん?何これ・・・」脛のパワーベルトに当たる部分が腫れ上がっています。おまけに股関節が変な感じで出来損ないのASIMOみたいな動きになってしまいます。おそらく今まで以上に内足だとか内傾角だとか違う部分の筋力を使うようになったからでしょう。
しかし、一日が長かった。けど、たまにはこんな楽しいリゾートスキーもいいかもね。
まとめです。ブーツのパワーが上がってスキーにパワーが伝わりやすくなった反面、コブなどの反動もダイレクトに返ってきます。まるでオンボロ車にレーシング用のサスペンションとスリックタイヤを履かせてサーキットを全開走行しているかのように、生身の肉体にすごい負荷がかかるようになって来ました。筋力を上げないとだめだなぁ・・・オフトレをきっちりしようと真面目に思うようになってきました。
それと、大体3級を超えるレベルにならないと技術的なことを言っても分かってもらえませんね。ということは3級ぐらいのレベルまではどうやったら楽しく滑れるか、コツだけを教えておいて、基礎パラレルが完成してから・・・いや、ママはすごく熱心だからそう上手く行ったのかも・・・うーん、やはり十人十色ですね。
さて、久しぶりの白馬・・・明日の今頃は車の中。ショート&コブ、そして両足同調・・・そうそう、拇指球の荷重も・・・前傾過多とかベンディングとか・・・うーんどれにしよう。
雪の様子を見て楽しく練習できるやつにしよーっと。
2003年2月8日(土)~10日(月)
長野県 野沢温泉
お題・・・両足荷重
むちうちからの復帰第一戦目です。当面の目標の1級の合格を果たしてしまったので、ちょっとモチベーションが低めです、最近・・・
2月8日(土)
天候:晴れ
- 今回は、相方のNJが膝のじん帯を伸ばしてしまって脱落したので、まんぼうズの皆様の野沢ツアーに混ぜてもらいました。
- たいした混雑も無く・・・いや、サービスエリアは久々に見る大混雑でしたが、道はそんなに混んでいませんでした。
- ほぼ予定通りの時間に野沢に到着し、車の中で仮眠を取る。そして、今回お世話になる「笹久」に6時半に入ることとなりました。
- この日は、雪だるま祭りということでありとあらゆるところに変な形の雪だるまというのか雪像がありました。
- さて、ボリュームたっぷりの朝ごはんを食べ、スカイラインに向けて長坂ゴンドラに乗り込む。
- 最近、天気がいい日が多いのですが、この日も天気はよく、なかなかよい眺めがゴンドラから見ることが出来ました。
- さて、スカイラインになだれ込み、癒し系のいない状態で、爆走開始となる。最高の天気の元、人のいない完璧の状態のスカイラインは、極上の幸せを味わえました。ただ、あんまりにも速度が出るのですこーしズラシを混ぜないと滑落しそうでした。当然、まんぼうズなので(謎)、一本滑って休憩です。
- 今回のお題は両足荷重、ということで内足にどれだけ力を入れたらいいのかを、舞台をやまびこ、上の平に移して探ることとする。
- この週末は世の中の人が最もスキーをする確立が高い週末なので、当然のごとく長坂ゴンドラは乗り場の周りにとぐろを巻くぐらい人が並んでいます。天気もよく暖かいのでリフトで上昇開始となりました。
- ほとんどのリフトは空いているのですが、さすがに上の平のリフトは超混みで、私が学生時代、始めて野沢に来たときぐらいの混み様でした。それでも10分も待っていないと思いますが・・・
- 何とかリフトを乗り継ぎ、やまびこまで辿り着くが、ラップ用のリフトが上の平のリフトよりさらに混んでいたので、そそくさとシュナイダー、チャレンジ方面に下りることとしました。
- さて、上の平は慣れない事ことを練習するには最高の条件です。まず、内足のエッジがかかるように少しだけ荷重してみる・・・うーん、何か違う・・・
- それと同時に、内足舵取りの動き、というか重心移動を積極的に行うためにターンのきっかけを内足で取るよう注意しながら動く・・・これはすごく簡単、ターンの始まりが早くなる。
- さて、あんまり内足がしっくりこないまま、シュナイダーに到着しました。やはり暖かいせいか、ガリガリのコブとなっています。私はピッチさえ詰まっていなければアイスバーンでもパウダーでもザラメでも結構がんばれるのでちょっとがんばっちゃいました。インテリ君(iC300)はこのようなシチュエーションでは抜群のコントロール性を発揮してくれました。ただ、深く回したり、止まろうとしたときにコブがあるとトップが刺さってしまいます。この辺は長さが短いのとフレックスがかなり硬いからだと思います。やっぱり長いほうがコブは楽しいですね。
- まんぼうズの皆さんも当然、すごい勢いで降りてきます。おいおい、本当にこの人たち40代後半なのかよぉ・・・30代も・・・いや20代も混じっています。
- 昼ごはんには少し早いので、もう一本今度はユートピアを降りることにする。私はズレのロングで降りてみたのですが、他のまんぼうズの皆さんはコブモグラと化していました。
- そこでは、到底カタギの人とは思えない人たちがおそろいのウェアを着て滑っていました。まさに技術選に出てくるようなトップが雪面から離れない滑りをする人ばかり10人ぐらいの集団・・・何なんだろう???上手すぎる。
- さらに、撮影のために日影のコブを2本ほど・・・暴れすぎで、爆発しまくりました。まぁ、テクニカル受験に関しては全く焦っていないので、コブはそのうち上手くなれば良いやぐらいです。
- 朝ごはんをたらふく食べたので、昼は500円(安い)の卵丼だけ・・・でも十分でした。
- 午後は舞台を湯の峰に移して、板のプチ試乗会となりました。
- 私はまんぼうズ悦始さんのFisher SCENEO 400 を借りました。二人ともチロリアのRailflexなのでビンディングを差し替えるだけで完了です。
- うーん、トップの捉えは早く、たわませ易く、切れ上がりも素晴らしい、ただ捉えが早い割には撓みきるまでが時間がかかるような感じがしました・・・私の板のタイミングと乗り方だとすべて板のほうが先に動きます。そのほかの板は何でもインテリ君の乗り方で大丈夫なのですがこれだけはかなり特殊な感じがしました。
- ここで、悦始さんの友達、吉田さん(ボード)も合流することとなる。板を交換したまま牛首になだれ込むこととなる。
- やっぱり、インテリ君のほうがコブは楽しいと思います。サイドカーブのキツさとトップのシビアさでSCENEOは私には扱えませんでした。まぁ、牛首だからダメだったのかもしれませんが・・・
- 板を交換するには長坂ゴンドラ終点に行かないとドライバーがありません。仕方が無いのでまた長坂ゴンドラに乗り、ビンディングを交換してスカイラインへと向かう。
- このころになると下山ラッシュの時間なのでスカイラインは満員御礼状態で全くスキーになりません。ズルズルと訳の分からないターンで下に下りていく・・・だけ。
- 最後は、長坂ゲレンデでクールダウン&撮影となりました。Super40's+1は振舞い酒があると聞くなり滑るのをそっちのけで飲みに行ってしまいました・・・スキーより酒。私は酒よりスキーなので滑りましたが、それでも1本だけで酒のほうに行ってしまいました。
- これがまた旨いの何の、ゲレンデで飲む酒はやっぱり旨いですね。
- その夜も、まんぼうズは元気に酒をのんで~~呑んで~~♪いったいどこにその体力があるのか・・・若輩者には分かりません。
- 宿でのひとコマ。さすがに部屋がきついので、こうなりました。スキーをやってて初めて押入れで寝ました。
2月9日(日)
天候:ガス&曇り
- 朝起きると、天気予報どおりに雨です。さすがに全く滑る気が起きません。でも、まんぼうズはそんなのお構いなしです。
- その勢いに連れられて、ゴンドラに乗り込む。うへーーー、ガスってて何も見えないよぉ。やまびこまで上り、コブを2本ほど滑るけど、全く見えないので楽しくありません。
- というか、前日の無理がたたって体が全く動きません。おまけに左足のくるぶしがブーツのシェルに当たって痛くてたまりません。
- すぐにやまびこから降りて、シュナイダー方面に向かいました。この辺まで下りると視界は開けますが、雪質が最低になっています。
- 1本は何とか耐えましたが、2本目になると足の痛みがピークに達し、それをかばうために変な体の使い方をしているのか、左の股関節が痛くなって来ました。
- これではどうにもならないので、ブーツのバックルを緩めて滑ってみましたが、板が暴れてどっちに行くか分からないぐらいになってしまいました。結局、チャレンジの途中で元の硬さに戻しました。意外とツルツルとコブを落ちているだけならショックはかからないものですね。
- しかし、腰はだんだんと痛くなっていきます。試しにとロングターンで切ってみると「痛ってェ☆*※~~~」と自分でとどめをさしてしまい、歩けないぐらいになってしまいました。
- 何とか昼ごはんを食べ、スカイラインを滑って下山すると決めました。まわりは、「大丈夫だって」とか無責任なことを言っていますが、滑りたくないと思うぐらい痛いのは事実なんです。
- さて、本日最後と決まっているので、痛いのを我慢してちょっとがんばってみました。ショックを与えないようにスルスルとショートターンをしてみると・・・これがまた意外と安定して滑れるんですよ。
- 「絶対嘘だ」「どこが痛いねん」「全然大丈夫じゃん」とか罵声を浴びますが、痛いのを我慢しています。最後に1ターンだけロングをしたら・・・完全に腰がお亡くなりになりました。
- その後は横滑りしか出来ません・・・辛い。スカイラインの残り四分の一をサイドスリップのみで降りることとしました。
- いつもなら1分もかからない距離ですが、他に滑っている人の邪魔にならないようにコースの端っこをズルズルと落ちていきます。
- そして、2時に滑走終了となりました。
その後、外湯に湯治に行き、帰りにバン○リンを薬局に買ってきました。こういうとき野沢だと大概のものがそろうから便利です。
バン○リンを全身に塗り、さらにシップを貼り、ストレッチを繰り返すがほとんど回復の見込みなしです。
私がいなくてもまんぼうズは滑りっぱなし。結局帰ってきたのは5時前です。変ですよ、この集団は・・・と思いきややはり負傷者が出ていました。藤井さんが、左の膝の内側のじん帯を伸ばしてしまい、関節が簡単にズレてしまうぐらい重症となってしまっていました。
教訓「もう1回! そこがスキーのやめどころ」(SAJ安全十則)
結局、最後は体が持たないんですね。NJが膝をやったのも最終の降りるときだったらしいですから・・・
晩飯の後、土産物の買出しに行ったのですが、下り坂はお尻に力を入れていないと突然来る痛みで砕けて転げ落ちそうです。それを見て、藤井さん以外は大笑いです。「痛いんだっちゅーの、マジで!」藤井さんはスキップをしているし・・・リコさんは風邪を引いてズルズル言っているし、吉田君は首が痛いといっているし・・・元気なのは体に油をいっぱい溜めたラーダー(larder)悦始さんと、越智さん。ちょっと油がうらやましかったりもしたけど、膝が持ちそうも無いので今のままでもいいかなぁ・・・
2月10日(月)
天候:晴れのち曇り
- さて、油の乗ったまんぼうズは、朝も早い!7時には皆起きています。私は腰が相変わらず痛いのでやる気なしです。
- でも、全く滑らないのは気が引けるので、とりあえずスカイライン1本だけ滑るつもりでゲレンデに向かいました。
- ゲレンデは最悪の状態です。暖かくて雨が降ってぐしゃぐしゃになった雪をピステで固めた全くエッジが立たない雪面になっています。どう滑っても「ズルズル」になってしまいます。
- さて、腰が痛いのは変わらないので、出来るだけショックを与えないよう滑りますが、それよりもグリップしない雪面の方がかなり恐怖感があります。
- やまびこからスカイラインへと滑りますが、あまり雪の状態は変わらず、砂の上を滑っているような感じ・・・おかげさまでずれる事にも慣れてきました。
- その後は、日影で撮影を繰り返しました。後で見ましたけど、弱々しいというか・・・別の言い方をすればどこにも無理のかからない状態で軽ーく滑っています。
- 昼食のとき、負傷欠場の藤井さんと合流し、その後、初めてスキーに来たとき、とてもスピードが出て怖かった柄沢へと一人で向かうことにしました。
- 何でかって言うと、最初のころ怖かったところを今滑るとどうなるかっていう興味があったんですけど・・・今滑ると何てこと無い超緩斜面で自分でこがないとスピードが全く出ません。当然といえば当然ですけどね・・・何だか少し寂しい気分です。ノンストップでこきっぱなしで降りてきました。
- それだけだとあまりにもつまらないので、長坂まで戻って、3本ほどベンディングやショートカービングの練習をしてみました。
- 斜度が緩いのであんまり速度は出ませんが、ベンディングの感触や、早い切りかえしの感触も分かりました。
- 1時半に滑走終了としました。このころになると腰が痛くなくなっていました。
帰りの車の中、座っていたら腰がまた痛くなり始めました。どうやらスキーの体の使い方をしているときは痛みが引くようです。
まとめです。内足の練習はあまり出来ませんでしたが、それよりもあまり力をかけないように滑るほうがどのようなシチュエーションでもスムーズに滑ることが出来るという事がわかったのが収穫でした。内足は、映像で見て・・・変です、奇妙な動きをしています。全部内足が先に動いている感じがします。
さて、腰痛の原因となったブーツですが、翌日サンワスポーツに持っていくと「インナーが過労死」だそうです。FZ-3の後継モデルFZ-95を履いてみるとバッチグー(死語)・・・自分のブーツを思いっきり閉めてみても、ユルユル。ブーツって大体100日ぐらいでだめになるみたいで、わたしは93日履いていました。店員藤塚さんも全く同じブーツを履いているのですが、すでにグサグサになっているらしく、「来期は買う」と言っていました。
インナーだけ換えてもよかったのですが、目一杯閉めこんでも足首が固定されないようなブーツだし、板のパワーにも負けているような気もするので少し固めのブーツを選びました。シーズン途中にマテリアルが変わるのはどうかとかなり悩みましたが、「1級取ったんだから次のステップに進んでもいいんじゃないの?」「ブーツを硬くしたら板を抑えやすくなるよ。」などと自分で思っていることをズバリ!アドバイスされたので店長価格で安く譲ってもらいました。
次の相棒は REXXAM N100 となりました。N97だと思ったんですが、今年のREXXAMは柔らかいらしいので、N100でもいけそうな感じがしましたし、店員大口さんも「それだけ曲がってるんやったらいけるで」とのこと。ナローシェルなので素晴らしいフィット感です。それに、今のブーツって恐ろしいぐらい軽いですね。
次は、年に一度の講師役、めいほうでスキー教師もどきをやってきます。ブーツのシェイクダウンにはちょうどいいかも・・・なんていってるとマジで扱えないかも?またまた乗れない病が再発する可能性も否定できないよな(DAK○RA小便小僧風に)。
多分いい方向に行くと思います。何事もポジティブに考えよーっと。