小回り君はただ今「フカセでチヌ! チヌ(クロダイ)のウキフカセ釣り」で活動中です。ゲレンデに雪が有る時以外は、チヌ釣りをして養殖業に勤しんでいます。
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2003年3月の日記
2003年3月26日(水)
お題・・・無念
先ほど師匠からメールが来ました。何かなぁとリンク先を見ると、新穂高ロープーウェイスキー場が今季限りで閉鎖するという知らせでした。
このスキー場は私がまだ素人の頃に行って、徹底的に叩きのめされたスキー場です。上手くなってからリベンジしてやろうと、ずっと心に秘めていたスキー場なのですが、ついにそれも出来ないまま消えていってしまいました。
http://www.okuhi.jp/Rops/FRheisa.html
平成14年11月吉日
お客様各位
平素は新穂高ロープウェイスキー場をご愛顧下さいまして、有難く厚く御礼申し上げます。
さて、当スキー場は昭和48年のオープン以来30年の長きに亘り皆様のご支援の下に営業を続けてまいりましたが、今シーズンを最後に閉鎖いたす事になりました。
ご高承のとおり、レジャーの多様化・スキー人口の減少等により業界を取り巻く環境は厳しくなる一方、多様化するお客様のニーズに応えるには設備面での陳腐化は否めようもなく、老朽化による維持・管理費の増加という難題もあり、今後営業を継続しても、状況が好転することは期待できないため、遺憾ながら閉鎖させていただくこととなりました。
今後はクロスカントリースキーなどに限定し、森の自然散策など国立公園内というロケーションを最大限に活かした新しいアミューズメントを模索していく方針でございますので、お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
また、来冬につきましても「新穂高ロープウェイ」は従来通り通年営業をいたしておりますので、冠雪した山々の白さと青空のコントラストがかもし出す北アルプスの絶景をお楽しみにぜひともお出かけ下さいますよう、お客様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
支配人
ああ、こうやってスキー場が消えていくのか・・・
長野でも、ものすごく歴史のあるスキー場が経営難で潰れたとか、危ないという話も聞きます。こんな時代だから仕方のないことだとは思いますが、何かいい解決策はないのでしょうか?
ちなみに、新穂高ロープウェイスキー場は私と同じ年です・・・NJとも同じ年。
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その2:野沢でご一緒させていただいたえのきどさんからメールが来ました。
小回りさん江
昨日はおつかれ様でした。
足のほう、参針縫ったみたいで…(==;。
すみません、わたしに気を使って我慢していてくれたんですね。
ありがとうございます。
まだシーズン残っています。一日も早く治されてください。
一休さんには後ろから滑らせてもらって、いいイメーヂができました。
NJさん是非、1級合格されてくださいね!吉報待ってます。
「アコースティックスキークラブ(仮)」
創設の際にはわたしも一度是非参加させて頂きたいと思います(^^;。
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ぜひぜひAcousticスキークラブに参加してくださいな。みんな気さくで、スキーと白馬をこよなく愛する人たちです(たまにオーナーを置いて他のスキー場に行ってしまいますが・・・)
来年はもっともっと一緒に滑りたいですね。
2003年3月21日(金)~23日(日)
長野県 志賀高原、野沢温泉
お題・・・お恥ずかしい・・・
腰痛と毎週滑走の疲れが残ったまま、シーズン最後のイベント、ハイブリッドツアー・・・勝手に名前を付けていますが、要はゲレンデハシゴです・・・に専属カメラマンとして行くことになりました。
今回は、えのきどさんも野沢にいらっしゃるらしいので、プチオフ会がとても楽しみです。
3月21日(金)
志賀高原
天候:晴れ
- さて、腰痛が少しだけマシになったとはいえ、1時間ぐらい椅子に座るととても痛いので、運転は旧一休さんとNJに任せて私は後部座席でゆっくりと・・・
- 車が異常に多かったので、小布施PAに5時に到着・・・パパデモが4時50分ごろ、師匠率いるフリースキーヤー軍団が5時10分ごろ・・・最初は6時集合のはずがいつの間にか5時半集合となっていましたが、皆の到着時刻が10分ぐらいしか差がないのは結構驚きです。
- 少しまどろんで、いざ志賀高原へ・・・実は私、志賀高原をほとんど知りません。スキー中毒患者を名乗っている割にはこれほどビッグなゲレンデを知りませんです、はい。
- さて、ホテルに到着しましたが、久々にホテル・・・ペンションや民宿ほど融通が利きません・・・ので、荷物室にて着替えることになります。
- 「やだなー、やっぱり部屋でゆっくりしたいよねー」とか思いながら、そそくさと出陣しました。
さて、前述の通り、私は志賀高原のどっかのゲレンデに放置されると居場所が分からなくなって死んでしまいます。
- 宿泊場所が、一ノ瀬ファミリーの下(らしい)なので、まずは一ノ瀬から・・・雪質はパウダーです。すごくいい雪なのですが、インテリ君が苦手とする「軽い雪」・・・なのでやっぱり上手く滑れません。ザラメは除雪抵抗がかなりあるので滑るのにはそんなに問題ありませんが、軽い雪だと撓んでくれません⇒結果、曲がれない・・・
- 結構斜度もありますし、一番パンチが効くのはやはり体の要と書いて「コシ」と読む(イミフメイ)、腰が痛いことですね。斜度に対して腰が落ちないので小回しでごまかすことも出来ませんし、瞬間的な強いエッジングも出来ません・・・痛みで泣きながら滑っています。
さーて、ここから師匠の志賀高原二日で全部周るぞツアー(勝手に命名)の開始となります。寺子屋⇒東館山⇒西館山⇒ジャイアント⇒熊の湯⇒横手山⇒渋峠⇒丸池・・・撮影は順調に進み、ヘトヘトです。うーん、広すぎてはっきり覚えられない!
- 熊の湯が私の人生で始めてスキーを履いたところ(修学旅行)らしいです。なんだか見覚えのある風景ですが、高校の頃はゲレンデもホテルも、もっと大きく見えました。
- さて、丸池で昼ごはんとなります。志賀高原ってゲレンデはビッグで雪質も良いですが、食べ物だけはあまり褒められません。メニューが少なすぎるし、値段も高い!某白馬村のゲレンデよりもっと殿様商売のような気がします。
- 飯の後は丸池Aコース・・・一度だけ入ってやめました。どう滑っても腰に来るし、自分の滑りがいまいちよく分からなくなってきたので、Bコースをメインに整地ロングターンとショートターンでリズムをつかむことにします。
- 雪質はよいのでトップからガツンと行っても問題は有りませんが、やはり腰が痛いのでトップに荷重できません。センターからテールだけで滑っている感じ・・・キャスターの前2輪の感じが全く出てきません。痛みを我慢して前に乗るといい感じです。
- 最後はジャイアント、一ノ瀬ダイアモンド、ファミリーと流れて滑走終了です。あんまり距離を滑った感じはしません。ほとんど観光ですね。
- 泊まったホテルの晩飯、見た目は豪華かな・・・と思いきや使っている素材が最低なので食欲が・・・せめて米と野沢菜ぐらい良いのを食わせろ!!麦水は旨かったが・・・どこでも一緒ですね。
3月22日(土)
志賀高原
天候:曇り
- さて志賀高原2日目、慌しく荷物をまとめてゲレンデへ・・・昨日よりは腰の具合も少しは良くなりましたが、急斜面ショートはまだ辛いです。
- 今日は、昨日滑っていない奥志賀方面です。まず、ファミリー⇒寺子屋⇒バスにて奥志賀へ・・・ポールが立っているので皆でタイムアタックです。結果7人中6位でした(T_T)・・・腰痛だからと言うことにしておこう。
- ひとしきりポールの後は集団ショート&ロングでゲレンデ掃除(?)・・・巻き込まれるのが嫌なので(何に?)一番後ろから観察です。うーん、怖い集団だ。
- 昼ごはんは軽めに済まし、うめさん夫婦が待つ焼額に移動します。うめさん夫婦は完全に私たちとは別行動で、ここ志賀高原に来ています。
- モーグラーから基礎に転向しそうなうめさん、もともと基礎でうめさんより上手いうめ嫁・・・特にうめ嫁、コブも上手く流すし、不整地でもかなり速い。
- コブで少しだけ撮影・・・恐る恐る入ってみたけどやっぱり腰が痛くてダメです。撮影専門です。
- そのあと、総勢9人での焼額ヤケ滑走?皆速過ぎます。コブは速度差がありますが、不整地だったら、全くと言って良いぐらい速度差がありません。
- 師匠が「全開で降りてきたのに何ですぐ追いつくねん?おかしいぞ、この集団は・・・手ぇ抜いてんのとちやうか?」とのたまっています。「俺はちゃんとあんたの姿を視界に入れながらずっとショートだよ!手ぇなんか抜いてないぞ。」
- このとき私はNののOGASAKA e-Turn FC を借りていました。この板はどんな斜面でもどんな速度でもショートターンが出来ます。スバラシイ・・・
- 不整地を全開で滑っていると、横をうめ嫁がスーッと抜いていく。下克上と言うか気を抜くと置いていかれる・・・
- いつもなら分からないコースの分岐点で皆が待っているのですが、全員の闘争心に火が点いているので知らない人以外はほとんどノンストップです。周りから冷静に見てみたかったなぁ・・・私ですか?負けたくないのでコースが分かると全開で逃げました。ポジションとかエッジングの質とかそんなの全く無視して、ただひたすら速く降りることのみに集中していました。
- おそらくスキーを始めて最もショートターンをした日ではないでしょうか?おかげで結構疲れました。
- 最後の最後にi.C300でショートをやったら・・・死にました。やっぱりダメ・・・
- ヘトヘトになり、時間が来たので滑走終了です。ここから着替えずにすぐに野沢に向けて出発しました。
- 野沢に7時前に着き、夕食をいただきました。やっぱりまるじの飯はうまいっす。米が旨いので昨日の分まで食べました。
そして温泉でマターリとして、えのきどさんとのプチオフのために旧一休、NJを引きずり出して町へと繰り出しました。
- HPを始めてから一番最初のオフ会です。「どんな人なのかなぁ・・・」
- えのきどさんは野沢が始めてだったらしく、某温泉饅頭屋の前で地図を片手に待っていてくれました。「はじめましてぇ~~~」
- その後、居酒屋「一休」にて4人でスキートークに花を咲かせました。すごく人当たりのいい人で、スキーに対しての知識も豊富で、大変勉強になりました。私がスキーの「ス」の字も知らない時代の話を、旧一休さんとえのきどさんで繰り広げています。この二人、実は年が1つしか違わないので、すごく話が合うみたいです。
- 夜も更け、明日一緒に滑る約束をしてお開きにしました。
- 宿に帰ると、今日撮ったビデオの鑑賞会をやっていました。「管理人の時代は終わったな」とかひどいことを言われましたが、事実なのであまり気にしていません。
- スカイライン一本ぐらい腰がもってくれたらなぁ・・・ZZzz...
3月23日(日)
野沢温泉
天候:晴れ
- 寝相と寝起きの悪い一休さんが私より先に起きてコンタクトをはめています。私は朝食10分前に強制的に起き上がり、朝風呂に向かいました。内湯ってこれが出来るからスキ。
そのほかの皆も7時の朝食をさっさと済ませ、8時20分にはゲレンデに向かいました。連絡リフトの上でえのきどさんから電話があり、早く出てきたからと言うことで朝イチぶっ飛ばしスカイラインから一緒に滑ることになりました。
- さて、えのきどさんの滑りを後ろからじっくりと見てみました。本人が「調子は良いですよ」とおっしゃっていたとおり、確かに乗れています。さらにスカイラインの下まで様子を見てみましたが、私の感じとしてはこのままの調子であれば、お受験されてもよい結果となりそうな気がしました。
- 私はと言うと、前日の無理(ショート漬け)が祟ったのか昨日よりひどい腰痛で、おまけにかなり硬いバーンなので、ショックがゴンゴン来る度に後傾になります。あーぁ、乗れねぇなぁ・・・
- スカイラインの次はやまびこです。日影ゴンドラから上の平フォーに乗ったとき、事件はおきました。
- この日は天気がよく、暑かったのでフードが下がってくるのを手で止めようとしたのですが、思った以上にフードが下がる力が強く、フードを押さえる手に持っていたストックが太ももにグサリ・・・
- 「ギャーーーーー。イデェーーーーー。」初めてリフトを止めました(多分)。そのとき横に乗っていたえのきどさんに大変見苦しい姿を見せてしまいました。恥ずかしい・・・しばらくすると痛みは治まってきたので、押しつぶされて痣になっている位だと思い、そのまま滑りました。
- やまびこBのコブはやはり腰が痛いので滑れず・・・Cコースで撮影し、牛首に向かうことにしました。旧一休&えのきどさんのツインカービングという珍しい映像も撮影することが出来ました。
えのきどさんは「コブはちょっと・・・」とおっしゃっていましたが、やまびこが滑れるのなら牛首も滑れます、と強引に連れて行ってしまいました。後から思い出したのですが、膝を痛めていらっしゃったのを忘れていました。大変申し訳ないことをしました。ごめんなさい。
- 私は先回りして、カメラを構える役に徹しています。7人ロングターントレインとかなかなか楽しい映像が取れました。
- 牛首を降りて、最後のショートターンがこの3日間で唯一自分の滑りだったような気がします。
- えのきどさんは時間が来たので、ここでお別れとなりました。ありがとうございました。
- さて、まだ滑り足りない6人+1はシュナイダーへと向かいます。私は撮影専門なのでまた先回りです。
- よい天気で、いい雰囲気の映像がたくさん取れたので、昼ごはんとしました。
- 御飯を食べ、アイスコーヒーをすすりながら撮影した映像を見終わって、さて最後の一滑りへと、立ち上がったところ太ももの様子が変です。「おかしいなぁ」とウェアの穴の開いたところから指を突っ込んでみると血が付くでは有りませんか!!!
- 恐る恐るウェアを脱ぐとそこには見事に穴の開いた太ももが!押さえると血がにじんで脂肪細胞が飛び出してきます。わんさんが「うげー、こりゃ縫わなあかんな・・・」と脅してきます。私はばんそうこうさえあればこれぐらい大丈夫だと思っていました。
- レスキューの人に消毒&絆創膏をしてもらうと気が抜けたのか貧血を起こしてしまいました。こういう時ってつくづく弱いのよね、ワタチ。
- そのままスキーを履かずに病院直行です。病院で「スキーで怪我をした人へ」のアンケートに答えにくいこと何の、あなたのスキーレベルは?の問いに「中級」と書くところからウソばっかり書きました。だって、リフトの上でストックで足を刺すなんてアンケートでは想定していないんですもの。
- 「縫いますよ、ブスッと・・・」とお医者さん・・・手術は10分ぐらいですかねぇ・・・麻酔をブシュー⇒「皮膚が汚いので切りますね」「プチっプチっ」と鋏で切る音⇒釣り針みたいな針登場!⇒縫い縫いで完了です。全然関係ないですが、そこの看護婦さんがまたかわいいこと!
- 帰りも運転できず・・・NJと旧一休さんにがんばってもらいました。でも、家に着いたのが月曜日の朝3時半でした。
さて、次の日会社に行くと当然目立ちます。ストックで付いて穴が開いたと説明するのが恥ずかしいこと・・・
それよりも恥ずかしかったのが、かつて私が大学生の頃、某ハンバーガーチェーン店でマネージャーとして働いていた頃の、接客係の女の子が看護婦さんとして家の近くの外科で働いていて、その子に消毒してもらった・・・かっこいいイメージだったはずなのになぁ・・・(謎)
シーズン最後としては不満だらけの滑走でした。もう一回滑らないと、気が済みそうも有りません。今年は幸運なことに白馬村全域が5月まで営業らしいので、腰と傷口が治ったらこっそりと行こうと思っています。
最後になりましたが、えのきどさん、私たちのわがままに付き合っていただき、ありがとうございました。吉報をお待ちしております。
2003年3月15日(土)、16日(日)
長野県 栂池高原、白馬岩岳
お題・・・テクニカル下見
試乗会も終わり、シーズンもラストスパートの時期になりました。これでたぶん今季最後の白馬なので、楽しみながらテクニカルお受験の様子でも観察しようと思いましたが・・・また、今回は、相棒のNJの1級お受験初体験!の日でも有りました。
3月15日(土)
栂池高原
天候:晴れ
- 一杯下道を走った割には車が少なかったので、5時間台でAcousticに到着。来る度に駐車場の雪カベが高くなっていきます。
- さて、Mさん夫妻も来られていたので、一緒に滑ることにしました。鐘の鳴る丘のリフト、行く度に雪面が近づいてきます。雪はこの時期にしたら硬く締まっています。
- 雪のいいうちにということで、ハンの木から白樺、チャンピオンへと流れていきます。
- 久々にインテリ君で硬く締まった雪面だったので結構がんばって滑ってみました。しかし、ここんところの悪雪続きでかかと荷重が染み付いてしまい、トップコントロールにならないので、板が「ずるっ」とずれてしまいます。これだけ硬いともっとトップを抑えてあげないといけないような気がします。
- 滑り始めて10分ぐらいして「ん?何か痛いぞ?」・・・腰が痛い・・・チャンピオンについたころには前傾姿勢にセットして少しでも動くと「イデデデっ」
私は少しヘルニアの気があるよと言われています。おまけに普段の姿勢が悪いですからたまにこうやって腰が爆発します。
- かなり痛くなってきたので、カービングでダイレクトに動くと「めちっ」と潰れます。おまけに硬い雪面でインテリ君ですから、下手にずらすと電気ショックならぬ腰痛攻撃で「滑らかに滑れ」と板+体から怒られているようです。
- NJの滑りを撮影。肉眼で見たときには結構いい感じに見えましたが、ファインダーで拡大してみると、体が遅れ気味です。
- 11時にはスケーティングすら出来ない体になってしまいました。自分はもう滑れないので、Mさん夫妻にコーチすることに専念しました。
- 場所がチャンピオンで、よく滑る雪だったのでロングターン系は危険。小回し(小回りではない)のレッスンをすることにします。
- 滑りを見るとお二人とも切り返しにかなり難があります。そこで体を落とすということを掴んでもらうために、連続ブレーキング・・・止まるとき力を上手く利用して体を下に落とす・・・をやってみました。
- ちと斜度がきつかったか?NJまで変なことをやっています。おいおい、明日お受験だぞ・・・
- 止まる、は、皆さん問題ありませんが、止まるときの雪面抵抗を利用して自分を下に落とすというのは少し難しかったかな?これこそ小回りのクロスオーバーだと私は思うんですが・・・止まるときにポジションが後ろだとスキーが横に走り、体を落とし込むのに時間がかかります。
- 別アプローチとして、プルークスタンスで、じっとしているだけでも小さく切れた回転弧が描けることをつかんでもらおう・・・半分分かってもらえました。自分から仕掛けたらテールをずらしてただのウェーデルンになってしまいますが、スキーが弧を描くように人間が板をその位置にセットしてあげるだけできれいな弧が描けると思っています。
- ショートターンは上の二つのことが混ざり合って連続的に行われていると思っているのですが・・・皆さんはどう思いますか?
- 教えるって難しいなぁ・・・しみじみ思いながら、昼ごはんとなりました。椅子に座ると最後、腰が持ち上がりません・・・ミジメナリ・・・
- 滑りと喋りは全然別なので、やりたいことは理解していただいたみたいです。
- さて、午後は体調の悪いMikaさんは先に上がり、Showさんの方をしごくことにしました。一応Mikaさんには「(Showさんを)立てなくしてイイですか?」と断りを入れておきました。
- その前に、私の板とNJの板を交換・・・硬い雪面で乗って分かったのですが、VOLKLのCARVER MOTION 、トップに違和感があります。
- 前乗ったときも確かにそんな感じがあったので、それはこの板の特性ということ・・・NJが二段モーションでターンに入るわけがよく分かりました。板の特性どおりだとトップが食う⇒しばらくしてから全体が撓むで、変な感じです。トップ付近だけ柔らかく、他はしっかりしているのでそういうフィーリングとなるのでしょう。
- そこで今マイブームである、【TOK】さんのキャスターターンで、全て滑ってみると上手くいきます。この板はバンバンにカービングで滑るのではなく、適度なズレを伴って滑るのに適しているような気がしました。
- かかとに荷重しますが、トップが常に回転方向に引っ張っていくイメージ・・・合ってるかなぁ?
この日は栂池44周年記念祭で、大抽選会(?)なるものをやっていたので、スクールの前に行ってみました。
- 「最近ツイてるんだよね~~俺♪」なので今日も何かをGetするつもりでしたが、ジャンケンにも勝てず、番号もハズレ・・・ま、あんまりツキ過ぎたら反動が怖いのでこの辺にしといてやろう(イミフメイ)。
- 腰は立っているほうが楽、座ると立てません。意外と滑れますが、バランスを崩すと「あひょ?」とか奇声を上げてしまいます。たぶん後傾です。
- さて、舞台を丸山ゲレンデに移し、ただひたすら滑る、滑る、滑る。NJはインテリ君をそこそこ乗っていますが、「何でこの板はこんなに疲れるんですか?」を連発しています。「まるで蛭のよう・・・」
- 私はド後傾のままVOLKL特有の「テールでクルン」を使って小回しばっかり・・・がんばってキャスターイメージはずっと感じ取るようにしていました。
- 「腰痛の人の滑りじゃないですよ」・・・「自分でもそう思う」・・・理由は簡単、腰が痛くなく、かつ力が伝えられるポジションを意地でもキープし続けているだけ・・・そんな自分を少し褒めてあげたい。誰にも祝ってもらえない誕生日も過ぎたし・・・リフトから立ち上がるのもだいぶ辛くなってきました。
- 3時半も過ぎたので、最後に3線を1本通しで滑ることにしました。ここまでくるとさすがに押さえが利かなくなって本日初の爆破となりました。後ろから見てるとかなり激しく飛んだみたいで「大丈夫?」と皆声をかけてくれますが、本人は「イデデデ・・・プチッ」と潰れただけなんですけどぉ・・・
- 鐘の鳴る丘はクローチングで爆走し、滑走終了となりました。Showさんは「両足攣った・・・」
夕食のとき、来期のAcousticスキークラブの構成のお話になり、そのためにはNJとYokさんの1級合格が前提で、「もし受からなかったら全ての計画がパァだ」と、以前私がお受験のときに受けたプレッシャーよりもっとすごいプレッシャーをかけているオーナー・・・
- 去年も見た、栂池の花火・・・花火は綺麗だけどそれよりオーナーの喋りが気になって・・・
- 夜になるとShowさんはかっこいい人に変身!アコースティックギターによるフォークソングを歌っていただきました。かっこいい・・・
- 仕事だったYokさん、11時過ぎに到着し、いきなり「明日、1級受けておいで」宣告をされ、「聞いてねぇよ」・・・そりゃ当然。
- いつもより長い夜は私の腰痛の悪化と共に過ぎていく・・・あれ?NJ?よく飲んでるよな・・・
3月16日(日)
白馬岩岳
天候:快晴後曇り
- さて、他人のお受験なんで言葉どおり他人事のようにお気楽モードでNJ&Yokさんのお受験会場に向かいます。
- さすが今シーズン最後のテクニカル&クラウンプライズテストの日とあって、ゲレンデには並々ならぬ殺気が漂っています。練習滑走の気合の入り方も入りすぎ・・・
- しかしクラウンお受験の人の滑りって、人間じゃないっすね・・・あれほど上手い人が集団で滑っていると、普通の人はそのゲレンデに近寄ってこないでしょうね。(事実、お受験以外のスキーヤーは私達以外いませんでした。)
- ゼッケン付の人たちに囲まれて、私はMさん夫婦の講習2日目となります。斜度が適度で、幅もあるので今日はカービング要素を引き出してみることにしました。
- まずは、カービングスキーの特性を理解してもらうために、平行スタンスで角を立て、バランスの取れた状態から片方のエッジを緩めることにより板が雪面を掘り込むことを体験してもらう・・・はずですが、やっぱり自分から迎え角を使ってずらして曲がってきます。
- 曲がるものを自分から曲げずに曲がるようにする、雪面抵抗を上手く捉えて板の性能で曲がる・・・あんまりやったことがないらしく、雪の壁を作るのに時間がかかりました。
- 実際にターンするレッスンに入ると、Mikaさんには「拇指球を押さえて」がよく分かったらしく、Showさんは「綱引き(外から来る圧力に対して効率的に受け止めるポジションのこと)」が分かりやすかったらしいです。うーん、十人十色・・・私の技術の引き出しの数を増やしておかないとつまづきそうです。
- 横では講習内検定が続いています。クラウンの制限滑降(SLぐらいかな?)のスタート音がゲレンデにこだましています。
- ロングターンだけ見ると、Mikaさんは見違えるほどになりました。あとで映像を見たオーナーが「これだけ見る限りでは2級は通るんじゃない?」というぐらいになりました。
- さてさて私ですが、リフトから降りるのも辛いぐらいの腰痛で、斜面変化がかなりある岩岳なのでずっとキャスター・ターンです。この滑り方は万能だと思います。どんな雪面状況でもこれで滑ることが出来そうです。踵荷重なので、多少水を含んだ雪でブレーキがかかってもさほどバランスを崩したりはしません。
- 半日券分、あっと言う間に滑りきってしまいました。お受験も全ての種目が終わりました。結果は⇒
実録 1級お受験 in 白馬岩岳
- Yokさんは350点、70点オールで合格、NJはカービング大回りと総合滑降が70点で残りが69点の347点でした。
- 今回は春の水を含んだザラメという、条件の悪い中での検定で、約30人中4名の合格でした。条件がよくないときにでも自分の滑りを出せたYokさん、経験値の違いがものをいっての合格だったとオーナーが言っていました。「両足攣ったけどごまかしたらいけたよ」とは本人の談。NJは得意の大回りの点が全く伸びず、緊張からか硬まってしまい後傾が目立ちました。
- さて、「コブでも何でも来い」のYokさんと「くそー」のNJ、腰痛がひどい私と、足が限界に近いShowさんで少しだけ滑ることにしました。
- Yokさんは明らかに余裕の滑り、「規制されていたから思いっきり滑るぞ!」と元気一杯です。私はコブでショックが来る度に「イデデ」とバランスを崩しながら滑っていきます。
- Yokさん以外は一杯一杯になったので滑走終了となりました。
今回、めまぐるしく変わる斜面状況に対応するには、やはり経験したシチュエーションの数の差がものをいった検定だったと思います。私も滑り方がワンパターンだったので柔らかい雪は苦手としていましたが、キャスター・ターンを意識するようになってからそれなりに雪面状況が変わっても滑れるようになってきました。
テクニカルお受験、旧一休襲名は程遠いです。あんなに気合の入ったショートターン、私にはまだ出来ません。
ちなみに、NJは私のインテリ君ことHEAD i.C300を狙っています。「だって、あれ(i.C300)のほうが安定してるんです。」
確かに・・・インテリ君では2段モーションになることもないし、高速安定性も全然違います。ただ、あれで踵ズラシの動きをしたときの気持ち悪さ・・・まだ知らないだろ~~
それよりシーズン最後の志賀高原&野沢温泉、ヘルニアで微妙・・・今のところ、この調子で回復すれば土曜日あたりからちゃんと滑れると思いますが・・・
2003年3月8日(土)、9日(日)
岐阜県 鷲ヶ岳
お題・・・2004シーズン ニューモデル 試乗会 Powered By サンワスポーツ
さて、シーズン後半の大イベント、2003-2004 ニューモデル試乗会ですが、もうヘトヘトです。133本有ったらしいですが、気合を入れて29種類、34本 乗ってきました。
今年の試乗会の主目的は「体に優しい板」というコンセプト(なぞ)のもと、丸一日滑っても自分の滑りが出来る板を探してみました。
店長の挨拶・・・横はうめさん嫁
今回試乗した板のリストは
- アトミック β RACE SL:9(160cm)
- アトミック β Arc Respection(160cm)
- オガサカ Keo's KS-AT(175cm)
- オガサカ Keo's KS-FT(155、160cm)
- オガサカ Keo's KS-TR(160cm)
- オガサカ Keo's KS-ST(155cm)
- オガサカ KC-RV(175cm)
- オガサカ UNITY-M(160、165cm)
- K2 MACH S Comp(160cm)
- ケイスキーガレージ SC(170cm)
- サロモン EQUIPE10 RACING SL S-Lab仕様(156cm)
- サロモン DEMO10 Pilot 2V(175cm)
- サロモン DEMO10 Pilot 3V(165cm)
- サロモン DEMO9 Pilot 3V(175cm)
- ディナスター ARTIST CV(158cm)
- ディナスター ARTIST PRO(158、165cm)
- ディナスター OMECARVE10(158、165cm)
- ディナスター SKICROSS9(162cm)
- ノルディカ S.U.V 10x(163cm)
- フィッシャー SCENEO S600 FT Racingbooster (165cm)
- フィッシャー SCENEO S500 FTi Carvingbooster (160cm)
- フィッシャー SCENEO S300 Railflex(160cm)
- フォルクル SUPERSPORT SIXSTAR(161cm)
- フォルクル SUPERSPORT FIVESTAR(161cm)
- フォルクル ENEGY 420(163cm)
- フォルクル P60 SC RACING(160cm)
- ヘッド i.C200 SUPER RAILFLEX(170cm)
- ヘッド i.C180 SUPER RAILFLEX(163cm)
- ロシニョール STAFF 10.6 ATD(160cm)
(2003/12/9変更)試乗レポートはこちらにあります。
さて、滑りの方を少しだけ
3月8日(土)
天候:曇り時々雪
- 気合を入れて鷲ヶ岳到着23時。ちょうど店長と藤塚さんも到着したところでした。さっそく黄金水をあおり、先週のハチ北の滑りを見る・・・天気はいいが滑りがいまいち・・・
- マッタリしていると相部屋の高校教師(うーん、響きが・・・)集団が到着し、風呂の後、テクニカルプライズ合格法のDVDを観て技術論で盛り上がる・・・スタートから濃い・・・zzz...
- さて、夜が明け、恒例の朝風呂に一人でつかる・・・ワッシーのいいところはこれなんだよね。でも、前日からの花粉症のため、体調は最悪。頭は重いし食欲も今ひとつ・・・
- ちょっと遅めに外に出ると、すでに板は並んでいました。店長をはじめ、皆様、お手伝いできなくてごめんなさい。
- さて、雪質もいい時に DYNASTAR ARTIST PROに乗ってみたけど、なんか違う・・・あきらめてほかの板にどんどん乗ってみることにしました。
- ひそかに 「UNITYに FLFが付いたら、絶対買いだな」と考えていたところにUNITYがまさにその仕様で出ていたもんですから飛びつきました。
- 滑ってみてまさに自由自在。これほど楽しいスキーは乗ったことありません。一緒に滑ったO本ちゃんも「楽しそうね。」
- その後も調子こきながらいろいろ乗ってみる。条件が悪くなればなるほどオガサカの優位さが際立ってきました。
- でも、本来私はDYNASTARのファンなのであきらめきれずにディナスターもあるやつを片っ端から乗ってみました。
- その途中、SKICROSS9のとき、オガサカスキー製作所の島川さんのカービングショート講習に参加しました。
- やったことは基本的なことばかりで、スキッドポジションの確認、スキーセンターの探り方、レールターン、内足主導、内傾角を作るなどです。
- やはり綏斜面でずらすと正体がばれてしまいます。まだまだです・・・島川さん、どうもありがとうございました。
- 初日は何とか19台乗り、気になったモデルを翌日朝の締まったバーンで試すこととしました。
- 晩飯・・・タバコをやめた旧一休さんの食欲はとどまることを知らず、ビール2杯に飯2杯、ふぐのから揚げに、かにシャブ・・・オイリーへの道まっしぐらです。
- 夕食後の大抽選会で、オガサカのジャケット上下があたりました。これで今回の試乗会分ぐらい浮きました・・・ラッキー、欲しかったんだよね、こんなの。
- さて、同室の一番若い先生・・・朝4時から滑ると気合たっぷりです。何でそんなに滑りたいのかなぁ・・・そういえば昔、私もそうだったなぁ・・・いまや電池5時間の男だから年取ったのか?・・・zzz...
3月9日(日)
天候:曇りのち晴れ
- 一晩明けて体調もよくなりました。そういえば夜中に旧一休さんの「きえー」とかいう寝言で目を覚ましたときにはまだ彼は滑ってなかったよなぁ・・・とか思い、聞いてみると「寝坊しました」
- 朝食も旧一休さんは食べる食べる・・・わたしゃサラダや野菜を多めに健康的に攻めてみました。
- この日もお手伝いできませんでした。ごめんなさいm(__)m
- さすがによく寝たので、今日は重心移動の方向がばっちり合います。急斜面ショートや急斜面ロングも思い通りに出来ます・・・板がよかったから、かな?
- さて、前日から諦め切れないDYNASTAR ARTIST PROをもう一度乗ってみるけど結果は同じ・・・代わりにオガサカ KS-FTのバランスのよさが光る。
- VOLKL ★★★★★(ファイブスター)もアイスバーンでのバランスもよし、フィッシャー SCENEO S500 FTi Carvingbooster もトップからバシバシショートターンが決まる。ヘッド i.C180 SUPER RAILFLEXはいつもの乗り味で簡単に滑れる・・・SALOMON DEMO10 Pilot 2V も最高の切れ味・・・DYNASTAR ARTIST CVもコントロール性の高さが光る。
- 滑っていてとても楽しい・・・スキーってやっぱり楽しくなくちゃ!せっかく今までがんばってきたのに、苦しい修行ばっかりじゃ嫌いになりそうでした。
- へとへとになったところで、UNITY-Mをもう一度履き、「OK!疲れ切ってもそれなりに滑れる!」
- で、この日は15台乗って終わりました。
- 最後に自分の板で滑りましたが、当然のごとくコブで弾き飛ばされロングで遅れをとるという最低の滑りになっていました。
- 帰りも温泉につかり(計5回)、十分元を取ってワッシーを後にしました・・・が、珍しく下道も大渋滞で帰るのに6時間・・・とほほです。
いやー、滑った滑った。久しぶりに飯も食わずにぐるぐるリフトに乗りまくって、出来もしないショートターンばっかりやっていた割には板がよかったせいか、そんなに筋肉痛にはなりませんでした(立ち上がる力はありませんでしたが・・・)。
やっぱりOGASAKAかなぁ・・・Fischerもよかったなぁ・・・VOLKLも捨てがたいなぁ・・・
欲望は留まる所を知らず・・・
2003年3月5日(水)
お題・・・ミスマッチ
今日は珍しく大阪でも雪がちらつきました。とても寒いけど花粉はバンバン飛んでいます。痒い・・・
さて、先日のハチ北の日記にちょっとだけ追加・・・
すごい勘違い(?)をしているようです。
最初、大転倒してしまったのは悪雪+サイドカーブがないというのであっているのですが、その後、小心者の私はビビリからテール主体のずらし操作になり、最後にはスキー全体を使ったスキッディングによるターンへと変化していったような・・・感じです。
失礼しました。大きな間違いだと思っています。このようなシチュエーションでトップコントロールなんて私にはできませんし、やるべきターンの質ではないと【TOK】さんの日記を見て分かりました。テールで切るスキッディングターンの間違いです。とほほ・・・
ズレるターンは奥が深い・・・
2003年3月2日(日)
兵庫県 ハチ、ハチ北
お題・・・コブSP
来週の試乗会に向け(なぞ)、どうしてもコブが滑りたくなり(さらになぞ)無理やり一休さん改めテクニシャン旧一休さんをハチ北・北壁午前券攻撃に引きずり出しました。
- 仕事を無理矢理2時に終わらせ、そのまま行く先も決めずに176号をひた走る・・・はずが道に迷って舞鶴道を走る羽目になりました。
- ほぼ予定通り、6時半にハチ北に到着。でもなんだかいつもと雰囲気が・・・そう、駐車場のほうではなく、民宿街のほうでした。ま、寝ていたので文句も言えません。(-_-)zzz
- さて、気持ちよい朝を向かえ、連絡リフトに乗り、いざゲレンデへ・・・朝一番の状態ではほとんど車も無く、いい感じです。
- とても久しぶりに滑る旧一休さんは「ここええ感じやん・・・一本いっとく?」と中斜面を滑りたそうです。私は今回、久しぶりにDynastar 4x4 Verticalを引きずり出してきたのであまり整地を滑る気はありませんでした。
- とはいえ、とりあえず行ってみることにしました。久しぶりに乗るVerticalはサイドカーブがR=24mなのでターンを自分から仕掛けてやらないと曲がりませんし、後半もかかとに思いっきり乗ってやらないとグリップしてくれません。それなりの乗り方をすればいいのに無茶をしたもんですから、またまた首が「ベキッ」と両足開放の大転倒をリフト下で披露してしまいました。恥かしい・・・(^^ゞ
少しビビリが入ったまま、本日の課題、コブコブ北壁に向かいます。山頂は風が強く、コブはすべて氷です。溝には夜降ったであろう雪が積もっています。
- ガリガリのコブをズリズリと落ちていく。斜度が緩くなってもかなり硬いので簡単にロケット発射になります。どうも左肩が引けているようで、左ターンのときによく失敗します。
前回、八方で少し分かったように、溝を狙うのではなく、溝よりも少しコブの頂点よりを通るようなラインを狙って滑ります。気づいたのとほぼ同時にスキー○ャーナルでサブちゃんこと渡辺三郎氏がほぼ同じ意味のことを書いていました。今書いていて思い出しましたが、去年の2月にも同じ事を言っています・・・進歩がないなぁ・・・ワタチってば・・・
- つまり、このライン取りがもっともベーシックなコブの滑り方だということですね。
- 撮影を込めて3本滑り、行った事が無いのでハチに移動してみました。
そんなに難易度が高い斜面も無く、ハチ北に戻ろうとしたとき、「あれ、グッギーとちやうの?」と旧一休さん。近づいてみると、オーストリアからの出稼ぎスキーヤー、グッギーことマルティン・グガニック大先生が、「ターンの後半・・・それじゃ、やってみましょう!」と、レッスンをしているじゃないですか・・・去年、野沢で見た鮮烈なイメージのままです。上手い!正確!分かりやすい!・・・ああ、一度教わりたい・・・神ですね・・・
- さて、気を取り直し、ハチ北に戻ります。さすがに急斜面+爆破で体は疲れてきています。少し休憩を取ります。
- 休憩のときに飲んだコーラーが戻ってこないように、さらにコブを攻め続けます・・・いや、潰された?スギ花粉が一杯で目が痒い、のどが痛い、鼻が詰まるの完璧な花粉症が出るぐらい暖かくなり、雪もザラメになってきました。しかし、下は固いのでゴンゴン衝撃は来るし、雪の塊に突っ込むとつんのめって止まるし、石はごろごろしてるし・・・サーカスのようにコブを滑ります。
- いい加減、疲れが溜まってきたころに、旧一休さんのHEAD Worldcup SLと交換してコブを滑ってみました。
さすがにエッジのグリップ力があるので、硬いコブでも安心できるぐらい攻め込めます。この一本が一番気持ちよく滑れました。
- 旧一休さんも久しぶりにサイドカーブの無い板に乗ったもんですから、「回旋しないと曲がらないというのを思い出すのにだいぶ時間がかかったよ・・・」
- Worldcup SLに乗った後、やっとトップコントロールの方法を体が思い出してきたので、Verticalでもいつものインテリ君とほぼ同じ感覚で乗れるようになって来ました。トーションが弱いので減速させないようにしようとすると積極的な荷重移動が必要です。
- その後は、フリーのポールなどを滑り、タイムアップとなりました。
- 帰りは、国道沿いのクアハウスでまったり温泉・・・とここまではいい感じでしたが、中国道が、名塩で17キロの渋滞・・・白馬より時間がかかり、ぐったりです。
帰りの車の中で、自分の滑りを見ましたが、「うーん、去年よりは明らかに進歩しているけど・・・暴れてるなぁ・・・」っていう感じです。旧一休さん曰く、「やるべきところでやることをやっているからいいんじゃない?」と褒めていただきました。同じ斜面を旧一休さんは安定したポジションで滑っていますし、当然私より速いです。これを見る限りではテクニカル受験はまだまだ先ですね。
まとめ。インテリ君によるシゴキはどんな板でもそれなりに乗れるごまかし方を身に付けさせてくれていました。Verticalは、長くて柔らかいのでどちらかといえば直線的に攻めるのに向いているのですが、インテリ君に乗りなれた体と、硬い雪質のため、レーシングのSL板のほうが攻め込めました。コブだから長い板のほうが楽かといえば、そうでもない・・・乗り方やライン取りが、それほど直線的で無ければサイドカーブのきつい板でも関係なく滑れるというのが分かりました。
さて、シーズン後半のメインイベント、2003-2004 ニューモデル試乗会がついに来週となりました。私はこれに命をかけてます。
今度は、間違いのない板選びをしなければ・・・
いや、インテリ君を買って、結局は正解だったと思いますよ・・・でも、最初はとても後悔しました。曲がれない、ズレない、重い・・・板をズレるように導けばいいんですけど・・・
今度は逆で攻めたいと思っています。曲がる、ズレる、切れる・・・思い通りに乗れて軽い!は無理ですね。今の板はどうやっても重い・・・
通好みの板選びをしようと思う反面、DYNASTAR ARTIST PRO (165cm)が前段階で一番の候補・・・全然楽そうじゃない!でも、名前が格好良すぎませんか?アーティスト プロですよ!